2010年3月6日土曜日

床屋

子供の頃からずっと実家の近くの床屋に行っていた。大人になっても実家に帰るついでにその床屋に行っていた。散髪代は4000円強だ。

スコットランドの床屋は散髪だけで洗髪や髭剃りは無い。最初は戸惑ったがそれに慣れてしまった。散髪代は大体10ポンドくらい。今のレートで1300円くらいだ。店にもよるが女性の理髪師が多い。

スコットランドに居る間に通いつけの理髪店の主人が亡くなってしまった。そこで帰国後は格安の床屋に行くようになった。散髪と髭剃りで1365円。洗髪はなし。値段もサービスもUKチックだ。このような理髪店の形態は意図したわけでは無いと思うがUKと同じであることが面白い。不景気な時期なので私も多いに助かっている。

格安の理髪店が増えると既存の理髪店の客が減り大変だと思う。私が4000円もする理髪店に通っていたのは散髪の技術が高いことと散髪中の会話を楽しむことだった。その理髪店が無くなれば他の理髪店に行く理由も無いので格安理髪店に乗り換えてしまった。

全ての業界でこのような低プライス化への動きが起こっている。そしてそれがデフレスパラルに陥る原因を作っているのは周知の通りだ。この流れを断ち切るのは大変なことだと思う。できれば多いに出費してデフレ脱却に貢献したいが老後を考えると難しい。

バランスの取れた消費と貯蓄ができるようにしたいと思う。しかし生活のベースはかなり質素にしないとならないだろう。この姿勢もまさにUKの生活スタイルだ。今UKに学ぶところは多い。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

0 件のコメント: