2010年2月6日土曜日

スピーカー切替器 (その2)

今日は雪が降っていた。松本地方は降る筈ではなかったが寒波の気まぐれなのだろう。 そんなわけで今日は走るのはやめた。滑って転んだら笑い話にもならない。

さてスピーカー切替器を自分で作るとしたらどのような仕様にするか?

先ずアンプの台数は3台。スピーカーは4台以上。ホットとグランドの両方を切替する。真空管アンプに対応するために選択していないアンプの出力には抵抗を入れる。(トランス付の真空管アンプに負荷をつけず信号を入れるとトランスが負荷になりトランスを劣化させる)このためには6回路のスイッチが必要。

アンプの入力と出力を同時に切り替えると使う時には便利だが作るのは結構面倒だ。
アンプの入力と出力を同じロータリースイッチで切り替えると回路数が多くなりスイッチの入手が困難だし、入出力が物理的に近く精神的に気分が悪い。

同じ理由でキット屋の切り替え器はアンプの入力はリレー、出力はロータリースイッチで行っていると思われる。自分で作るとしてもキット屋と同じ構成にするだろう。あるいは入力は別の小信号用ロータリースイッチにし別々に切り替える。切り替えが少々面倒だがリレーを使うよりもロータリースイッチを使うほうが作るのは楽だしパッシブで実現できるのでリレーより良い。

プリの切り替えをするかについては悩ましい。キット屋の切り替え器はプリの切り替えもできるがプリの入力は切り替え無い。つまりソースとプリの組合せは固定したまま切り替える。本来は同じソースを使いプリの音の違いを比較できるといいが、それでは接点が多くなる。CDプレイヤーによっては出力が2系統あるのでそれを二つのプリに接続しても良い。しかしLPプレイヤーのカートリッジ出力を分岐するのは無理だし切り換えると音質の劣化が激しいだろう。

だからプリの切り替えはしないほうがいい。切り替えするなら手作業で行えば良い。
それと同じ考えでパワーアンプの切り替えも手作業で行うことも可能である。

その結果仕様として次の二つを考える。

仕様1 :スピーカーのみ切替、アンプ切替はケーブル繋ぎかえる
スピーカー切替 4系統

仕様2 :アンプの入力は切替ず出力のみ切替
スピーカー切替 4系統
アンプ切替 3系統(出力のみ)

仕様1を作ると
スイッチ 日本開閉器 HS-16-4N(4回路 2~11接点) ¥5,798
スピーカー端子 トリテック CU-T80 ¥2,480x10=¥24,800
ケースと内部配線 約¥5,000
合計 約¥35,000

仕様2
スピーカー用スイッチ 日本開閉器 HS-16-4N(4回路 2~11接点) ¥5,798
アンプ用スイッチ 日本開閉器 HS-16-6N(6回路 2-11接点) ¥9,463
スピーカー端子 トリテック CU-T80 ¥2,480x14=¥34,720
ケースと内部配線 約¥5,000
合計 約¥55,000

スイッチはセイデン製を使うと上記値段より約2万円Upする。こんなに値段が高ければ自分で作る意味が無い。

そしてどうせ音質劣化する切替器を使うなら劣化の度合いが少々多くてもいいのではないか?アンプの切替は手動でも良いのではないかと考え圧倒的にコストの安いラックス製を使うことにした。


にほんブログ村 PC家電ブログ ピュアオーディオへ
にほんブログ村

0 件のコメント: