スイスに到着二日目。今日はベルニナ急行に乗る。
私は鉄ちゃんではないので鉄道のことは詳しくないが、ベルニナ線は2008年に世界遺産に認定されたそうだ。鉄道で世界遺産になるなんてどれほどすごいのだろうと思い、今回旅のコースに入れた。
朝はすばらしい天気だ。ホテルの部屋からサンモリッツ湖を見下ろす。ホテルは高台にあって見晴らしが良く食事も美味しかった。
早速、サンモリッツ始発のベルニナ急行に乗り込む。ベルニナ急行は国境を越えてイタリアのTiranoまで行く。それ以降は線路が無いのでバスに乗り換えて旅をするコースがある。今回我々はTiranoで一休みして同じ路線を使いサンモリッツまで戻る旅程である。
車両はパノラマ車両と言って見晴らしの良い車両だ。
ベルニナ急行の車内販売のワゴンには鹿がついている。乗客全員に評判。みんな鹿と一緒に写真を撮っていた。
車窓の景色を楽しんでいるとラーゴ・ビアンコを通る。この名前はイタリア語で白い湖という意味だそうだ。名前の通り白く濁った水だ。氷河の後に水が溜まってできた湖だろう。
ここを過ぎるとオスピッツオ・ベルニナというこの路線でもっとも標高が高い駅につく。2258mだ。峠を境に来たはスイスの文化、南はイタリアの文化圏だ。
しばらく行くとパリュ氷河が見える。すばらしい眺めだ。
さらに下るとポスキアーボ湖が広がる。イタリア系の名前。のどかなリゾート地の雰囲気
そしてもう少し下りブルジオ駅を過ぎるとべるにな急行の見所のひとつである、オープン・ループ橋を通る。これは文字通りループしている橋だ。ベルニア線は急勾配の路線なのでループして高度を稼いでいる。普通はトンネルの中でループしている。だからトンネルを抜けるとそれまで左に見えていた景色が右に見えるようなことが何度もある。トンネルの中なのでループしていることに気づかないのでまるで魔法のような感じだ。 オープン・ループ橋はトンネル内ではなく外でループしているのだ。
橋を降りると橋をくぐって線路は延びている。360°ターンだ。
ループ橋を過ぎると間もなく終着のTiranoだ。これが乗って来たベルニナ急行の機関車。
Tiranoの街はなにもない。観光客が来て食事をして帰って行くだけの街だ。気温は30℃以上あり日差しが強い。暑さが大好きなかみさんも「暑い!暑い!」と言っている。
2時間ほどで食事や散歩をして同じ路線をサンモリッツへ帰る。多くの人が同じ旅程をたてているようで、来る時に会った人たちが同じ列車に乗っている。
帰りに見た風景。バスの後ろに自転車をつけて運んでくれる。さすが観光王国だ。
すれ違いの普通列車には無蓋車が連結されていた。帰りは普通列車にすれば良かった~
サンモリッツには5時頃戻る。店は6時で閉じるのでかみさんは買い物ができない!とご機嫌ななめ
それでも天気に恵まれて良かった。
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