海外に来て一番心配なことはやはり健康です。言葉の不自由な海外で医者に行くのは自分の症状を説明するのも大変だし、それぞれの国の医療の仕組みも知らないので二重の意味で不安です。またそれぞれの国の保険の制度なども知らなければなりません。日本に居るときも保険制度などあまり気にしていませんでした。
私もそうですがかみさんも日本に居るうちにできるだけ歯は治しておこうと思って治療してきました。英国は保険の効く歯科医は1ヶ月くらい平気で待ちます。即日診察可能な歯科医はすごく高いです。英国からクロアチアまで歯科治療に行くツアーがあるくらいです。
私は渡航直前に東京で治療した詰め物が3ヶ月くらいで取れてしまいました。こちらの歯医者に行くのが怖いので3ヶ月我慢して日本に帰国したときにいつも行っていた松本の歯科医に行き処置をしてもらいました。私は今の所OKです。かみさんも渡航前に歯の治療をしていましたが、歯が痛くなってきました。
んで、今日歯医者に行ってきました。かみさんは英語が十分話せないので私が引率です。私も歯医者がすごっく怖いので一緒にびびりながら行きました。歯医者に行くと先ず問診表に記入します。半分くらいは判りますが残りは辞書を引きながら記入します。「ははは、、医学用語は難しいですね。」などと言い訳しながら書いていると「おー ノープロブレムよ!」と言ってくれます。問診表をだしてしばらくするとかみさんの番です。
診察室に入ると女性の歯科医が色々と質問しますので答えました。
大体状況はわかってもらったので歯のチェックです。日本と同じで何番がcだとか言ってやってました。その結果「表面から見ると非常にいい歯ですね。内部を調べるためにx-rayを取りますね。」
約10分後にX-RAYの写真を見せながら説明することには、、
・今痛んでいる歯は下の方の黒い部分は炎症・感染を起こしている。
・抜くのが一番だと思う
・抜いた後の治療は何もしないのが一番だと思う
つたない英語で色々聞きました。
Q 抜かずに残すことは無理なのか?
A 治療しても費用・時間が大変ですぐ悪くなるからやめたほうがいい。
Q もし抜いたらそう後どうするのか
A 複数のオプションがあるがそのままにするのがよい。一番奥の歯なのでかむのには影響し
ない。抜いた後6ヶ月くらいすると落ち着いてくる。
Q インプラントとかはだめか
A そうのようなことはオプションとしてあるが奥歯は噛むのに使わないのでなくてもよい。
もちろん希望するならやる。
結局本日は治療なしで痛み止め+抗生物質の薬の処方をしてもらいました。後日推奨する治療方法についてお手紙をもらうのでそれを見てどうするか決めてくださいとのこと。
先生は約20分くらい親切に対応してくれました。日本の歯医者さんよりは会話の時間を取ってくれて納得性があると思いました。
こちらは、いやおうなしに自分で医療について考える必要があります。
歯医者としても患者がどのような保険に入っているかで治療方針が変わるわけで患者に判をゆだねるしかないです。確かにいいことです。英国は進んでいるなあと思います。しかし素人に判断は難しい。だから勉強していくしかないです。
これって最近の裁判員制度に似ています。専門的判断を素人にさせる。ここまでは同じです。しかし裁判員制度はセカンドオピニオンが認められないんですよね。(俺が今関わっているこの刑事事件どうすればいい?なんて聞けないですよね。)それに自分のことでなく他人のことを決めるんですよ。話が脱線しましたが裁判員制度については乏しい知識で別途書いてみたいと思います。
かみさんの引率をしてから会社に戻り、Mさんに顛末を話をすると「歯を抜くなんて普通じゃないわよ」と言われました。そうなんだ.. 「歯医者からレターが来たら 私の知り合いに相談してみるわ」と言ってくれました。
そんなわけで今日は キーンと音のする装置を使うこはなかったです。安心したやら歯を抜くことに対する不安やら...
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