2008年12月31日水曜日

あけましておめでとうございます

こちらはまだ大晦日の午後4時ですが日本では既に2009年です。

新年あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
今年は政治・景気など不透明な部分もありますが、そんなことは乗り越えて皆さんにとって良き一年となるようお祈りしております。
Y, K and Charlie


2008年12月30日火曜日

自動車不況

キッチンに置いてあるTVが小さくて見ずらいので安売りの液晶TVを購入した。

デジタルTV対応なのでFree Viewという無料のデジタル放送を見ることができる。

今まではアナログTVしか見ることができなかったので5chしか見れなかったが今度は20-30ch見ることができる。

デジタルtvで面白い番組の一つが車関連の番組のTop Gearである。これは実に面白い。

http://www.topgear.com/uk/

こちらに赴任してからずっとこの番組を見ていたが今の家では見ることができなかった。TVを買ってからやっと見ることができるようになった。


しかし皮肉なことにやっとこの番組を見ることができるようになったら凄い自動車不況である。もちろん自動車だけが不況ではないが、自動車産業は巨大であり裾野が広いから大きな影響がある。

日本でもしばらく前から若者の車離れの話があり、そこに不況が追い討ちをかけて大変なことになっている。車業界はいずれ行き詰るとは思っていたがそれは環境問題などによるものと思っていた。まさか今回のような形になるとは思っていなかった。

個人レベルの話しでもこれから車に投資できないのではないかと思う。

私達は長野県の田舎に住んでいたので車は必需品。一人一台所有していた。さらに農業用に軽トラックがあり一家に4-5台の車があったこともある。

Scotlandに来る際私達の車は二束三文で売ってしまった。日本に帰任するときに私の車とかみさんの車を同時に購入できるか?と思うと難しい。普通の車を一台買って共有するか中古の車を二台買うか?いずれにしても車に費やす金額は以前より大幅に低下するだろう。

世の中のトレンドとしてはどうしても車の必要な地域もあるし今後BRICSなどを中心に車の需要は増えることには間違いは無い。しかしいずれば本当の需要の飽和が起こる。今回の不景気はそうした本番に向けてのStudyであると考えて多くのことを学ばなければならない。

2008年12月27日土曜日

年の瀬

クリスマスが終わったと思うとあっと言う間に年の瀬だ。

こちらの店はクリスマスの翌日のBoxing dayからバーゲンを始める。今年は不景気のためクリスマス前からバーゲンが始まり需要を喚起しようとしていた。そのためクリスマスが過ぎても安くなったという感じがしない。 それでもクリスマスツリーとかクリスマスカードは半額になっている。
我が家も来年のためにクリスマスカードを買い込んだ。

本日はエジンバラに買い物に行った。今度日本に帰る時のお土産を購入。かみさんはブーツを買おうとしていたが丁度いいサイズのが無くあきらめて帰って来た。

日本に居ると餅つきだとかお正月の準備だとかあるがこちらは淡々と時間が過ぎて行く。

時間があるので本でも読んでしっかり勉強しようっと。

2008年12月26日金曜日

黒馬物語

こちらのTVで黒馬物語の映画をやっていた。
1800年代の英国が舞台で、ブラックビューティーという名前の馬の生涯を馬の視点で見た物語である。有名なコンデンサの名前はここから取ったのか?

彼は幼いころ幸せに暮らすがその後売られて辛い生活を経験する。時には優しい飼主と一緒に過ごすが、次には重い馬車を倒れるまで牽かされる。馬車を牽けなくなり売りに出された市場で子供の頃面倒を見てくれた馬丁と再会し引き取られて、幸せな老後を過ごすという物語である。

Charlieと一緒に過ごしているせいか、馬が虐待されるのを見ると凄く悲しくなるし飼主と心が通い幸せにしていると凄く嬉しくなる。馬が人に気持ちを伝えたくても伝えられない時には私はCharlieの気持ちを理解できているかと考えてしまうし、馬の心が人に通じると人と動物は理解しあえるんだと納得する。  単純・・・

小さい子供達がゲームやマンガやケータイだけで時間を費やすのでなく、このような作品を読み豊かな喜怒哀楽や人や動物を思いやる心を知っていけばめばもっといい世の中になると思うのだが、、、

映画を見ているうちに小学生の頃、この話を読んだ記憶が蘇ってきたような気がするが定かではない。子供の頃、小学館「少年少女世界の名作文学全集」という全集があり親が買ってくれた。その中に黒馬物語は入っていた。絶対読んだ筈なのにストーリーを全く覚えていない。年は取りたくないもんだ。

読書に対する楽しさを教えてくれたのは小学館のこの全集によるところが大きい。苦しい生活の中で安い買い物ではなかったと思うが子供に本を買い与えてくれた親に本当に感謝する。

この全集にはいろんな国の物語が収録されていた。しかし当時の私には日本と中国以外は皆一緒だった。英国もドイツもフランスも一緒。でも外国に対する憧れは培われた。この全集でいくつもの英国文学を読んでいるはずだがすっかり忘れている。英国文学を意識してもう一度読んでもいいかな?と思った。

2008年12月25日木曜日

クリスマス・デイ

12月25日はクリスマス・デイ。
こちらではほとんどの店が休みで、みんな教会に行き、そのあと家でクリスマスを祝う。
日本だとクリスマスイブのほうが盛大で25日は静かだがこちらは25日がメイン。
12時頃から家族全員でクリスマスディナーを開始する。そしてクリスマスのプレゼントを交換する。

我々クリスチャンでない人もこちらの習慣に従い1時頃からクリスマスディナーを始めた。
そうは言っても私は小学生の頃ボーイスカウトに入っていてキリスト教の行事は一通り経験しているので半キリスト教徒と言っても良い。だから堂々と(?)クリスマス・デイを過ごしている。

メインはローストビーフ。とりあえずローストの肉ならいいそうなので我が家はビーフにした。ポテトと人参を一緒にローストした。これが実に美味しい!
手前にあるのは9ヶ月物のクリマスプディングだ。
かみさんと初めてのScotlandのクリスマスを一緒に迎えた。

クリスマスプレゼントはクリスマスツリーの下に置いて交換するらしいが、私は一足早くiPODをもらった。かみさんへも姿見(鏡)を22日にプレゼントしたので今日はプレゼントしなかった。日本に居るとかみさんへのプレゼントはパスしてしまうが、こちらに居るとちゃんと贈り物をしようという気持ちになる。親しき中にも礼儀あり、忘れがちになっていた節目節目を大事にする心はこちらで改めて教わった。

クリスマスカードは先日よりさらに増えた。凄い! ピアノの上に飾りきれないほど。


去年のクリスマスは私が一人だったので会社のMさんの家に招待してもらった。今年Mさんは生まれ故郷であり娘夫婦のあるインバネスに行っている。丁度その頃からブログを書き始めたが一年の経つのは本当に早い。

2008年12月24日水曜日

クリスマスについての話

私が休暇だったので英語授業が終わったあとかみさんと一緒に英語の先生にクリスマスについて話しを聞いた。 その中で面白いと思ったことは、

(1)クリスマスに七面鳥を食べる理由
クリスマスは家族が集って食事をするのでチキンだと量が足りない。だからターキーを食べる。2-3人の家族ならチキンで問題ない。そーなんだ、、

(2)クリスマスプディングは熟成させる
甘くてこってりしたケーキだ。小麦粉と乾燥果物とブランデーなどを入れたケーキでクリスマスの日には必ず食べる。これは作ってから時間が経つほどいいようだ。英語の先生の家では2006年に仕込んだプディングを今年のクリスマスに食べるそうだ。熟成は常温で行うという。日本で何年も熟成させる食べものは何があるんだろう。味噌くらいしか思いつかない。
我が家も来年や再来年のクリマスに向けて仕込んでみようか?

写真のクリスマスプディングは9ヶ月熟成のものだと、、

(3)以前はスコットランドではクリスマスより新年のほうが盛大だった
50年ほど前はクリスマスには教会に行く程度で休みではなく今ほど盛大にお祝いされていなかった。多分商業と結びつきいつの間にか一年の中で最も大切な日になったのだろう。キリスト教の国の英国でも そうなのか!と少々びっくりした。

(4)正月には家を回って酒を飲んでいた
かつてクリスマスより盛大に祝っていた新年。各家庭に訪れて酒をかっくらってへべのれけになっていたそうだ。先生が子供の頃、酔っ払いが来るのがいやだったそうだ。きっとお年玉がなかったんだろう。道の真ん中で寝る人も多かったみたい。でもこの風習って日本みたい。洋の東西を問わず同じなんだ。

時間が無かったのでこのくらいしか聞けなかった。でも50-60年という時間の中で世界は大きく変わった。英国の今と話しで聞いた50年前を比較すると大きく違っているように思う。
日本では50年間の時間を過ごしてきたので変化に気づかないこともあるが(鈍いって?)改めて30年以上前と今を切り出して比較するとあまりにも大きく変化していることに気づく。

で、、次回の英語の授業ではかみさんが日本の正月の風習を説明することにしました。

2008年12月22日月曜日

英国の農業について

かみさんが「面白いテレビをやってるからおいで!」と言う。なんだろう?エンタの神様?

行ってみるとNHKが英国の農業を取材した番組をやっている。

英国は農業に対する補助を行う際に農業の所得補償ではなく農業が国土の環境を守っていることに対する報酬として補助金を支払っているという。ある農家は農業収入が290万円に対して環境保全の報酬が1000万円程度だそうだ。これは政府が保護している地域である。保護地区以外は環境保全の報酬がほとんどなく農家は成り立たない状況であり日本と全く同じだ。線引きに関しては問題はあろうが少なくとも指定地域の農地の保護はできる。
日本では線引きにより市街化調整区域になっても農業では食っていけないし後継者も居ないから荒地となってしまうこともあるだろう。 つまり日本では保護すべき地域の保護もできない場合がある。

また英国のある地方では地方自治体が農地を所有し意欲ある農家に貸す。これにより農地の保護ができる。以前も書いたが日本は農地改革により農地が分散し個人の都合で転用されてしまう。逆農地改革?がいいのかわからないが農地を集約し、しっかりと農地経営ができるところが所有すべきだ。

地産地消。これは英国では普通だ。ほとんどがScotlandさんの農畜産物だ。ただ最近Scotland産の肉に病気がありアイルランドから輸入しているという話しも聞いたことがある。日本でも一時のように中国からの輸入品を使わず最近は地元の産物を使う傾向になっていると聞く。エネルギー消費削減にもなるし大変重要なことだ。

英国もこのような仕組みにする際には反対があったと思う。また今でも不公平だと思う人も居るだろう。でもやらなければならないから粘り強く国民を説得して実現したと思う。かみさんの実家では農業をやっているが農業は所得はマイナスだ。それでも続けたいと思うのは代々受け継いで来た農地を守りたいという気持ちと日本の国土を保全したいという気持ちだ。日本も英国のように農地の保護をしないと国土は荒れ果てて取り返しがつかなくなる。

テレビ番組を見ながらかみさんは英国に来て政治に目覚めた!といっている。本当に嬉しいことだ。国民の声が政治を動かすようになって欲しい。

Charlie VETへ行く

Charlieの口の中の歯と歯の間に1年くらい前におできができていた。
少しずつ大きくなっているようだ。

何故わかったかというとかみさんがいつもCharlieの歯磨きをしているからだ。
Charlieを回転えび固めの足を離したような状態で押さえ込んで歯を磨く。
いやがらずにうっとりと歯を磨いてもらっているようだ。

かみさんは悪性の腫瘍ではないかと思いVETに行ったが結果は問題なし。犬にはよくあるEpulisというできものだそうだ。

http://www.peteducation.com/article.cfm?c=2+1631&aid=3057

エプーリス. (2008, 3月 30). Wikipedia, . Retrieved 17:30, 12月 22, 2008 from http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%82%A8%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%82%B9&oldid=18889023.

もっと大きくなると自分で噛んでしまうので切り取る必要があるが今の程度なら何もする必要がないとのこと。かみさんと二人でほっとした。

ついでにCharilieの歯垢を取ってもらったり他にも気になることを相談したので安心。歯垢を取る時は人間と同様に金属性の器具でがりがりとこすっていた。Charlieは大人しくしていた。先生が「Good Boy!」と褒めてくれた。かみさんがいつも押さえ込んで歯を磨いているので慣れているからか?

いつも診てくれる先生はAnnaという。彼女は本当にCharileのことを可愛がってくれて親切にしてくれる。また我々日本人にはなじみの無い英語での犬の健康に関する症状や治療方法について様々な比喩を用いて丁寧に教えてくれる。すごくありがたい。

しかし、本当によかった!Charlieも我々も中年と老年の間だから健康に気をつけないといけない。

ロッカビー事件

昨日(12月21日)はロッカビー事件が起きてから丁度20年。

こちらに来るまでこの事件のことをほとんど知らなかった。1988年12月21日にロンドン発ニューヨーク行きのパンアメリカン機が貨物室に積まれた爆弾が爆発しスコットランドのロッカビーという村に墜落して乗員とロッカビーの住民の計270人が死亡した事件だ。

この事件の説明は以下のWikiを引用させていただきます。

パンアメリカン航空103便爆破事件. (2008, 11月 25). Wikipedia, . Retrieved 15:58, 12月 22, 2008 from http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%83%91%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%83%B3%E8%88%AA%E7%A9%BA103%E4%BE%BF%E7%88%86%E7%A0%B4%E4%BA%8B%E4%BB%B6&oldid=23079786.

今年もロッカビーでミサが行われたというニュースをやっていた。

ロッカビー事件は公式にはリビアのテロリストの仕業であるという結論になっているようだ。
しかし実際には秘密活動資金を得るために麻薬密輸入をCIAがしていることに目をつけたパレスチナ系のテロリストが麻薬を装い爆弾を機内に持ち込んだのだという説もある。

少なくとも犯人の捜査に関しては英米の圧力や証拠品の捏造があったことは間違いないようだ。最終的にどのような結論になったのかはわからないが裏にはドロドロとしたものがあるようだ。この手は話しは色々あるがあまりこのようなところで書いてC*Aに狙われるといけないので(?)やめておく。

何故私がこの事件に興味があるかというと、身近なロッカビーという村で起きた事件であることと、12月21日が私の誕生日だからです。そう、昨日は私の54歳の誕生日でした。

2008年12月20日土曜日

クリスマス前の休日

今住んでいる家の大家が家に置いてある荷物を持ちに来た。
大家は海外(アイルランド)に住んでいるがクリスマス休暇で帰っているのだ。入居する際に不動産屋の不手際もあり問題があったのでどんな大家かと思っていたが、会って見るとすごく感じのいい人だ。「前のテナントは家を綺麗に使ってなかったが、あなた達は綺麗にしてくれてありがとう。」と言っていた。はい日本人は結構綺麗に住むんですよ。
やはり人は直接会って話しをしないとだめだ。色々と話をした。
大家が電話番号を教えてくれたので今度問題があれば不動産屋だけでなく大家にも連絡が取れる。そのほうが伝言ゲームをするよりもずっとスムーズに事が進むと思う。

そのあとに、ピアノの調律師がやって来た。レンタルしているピアノの調律は初回のみレンタル元のピアノショップが行う。今回がそれだ。
調律師のおじいちゃんは日本人だそうだ!彼のファミリーネームはSoltauというがこれは日本の名前じゃないか?と言う。そんな名前あったかなあ。
おじいちゃんは日本からカリブ海の方に行き、その後ドイツにおちついたそうだ。彼が生まれる前におじいちゃんは亡くなってしまい、おばあちゃんも詳しいことを話してくれないのでおじいちゃんが日本のどこの出身かなど全く知らないそうだ。
帰り際に彼と話をしていて気がついた。「そうだ!Soltauは佐藤のことじゃないかなあ? 日本では比較的多い苗字だよ。」「今度家系を調べてみたら?」などと、、


次に食料品の買出しに出掛けた。
12/25は店が休みなので12/23~24は店が凄く混むし品物が無くなってしまう。今のうちに買っておくほうが良い。肉や野菜をどっさり買い込んだ。それでもこちらの人が買い込む量に比べたら可愛いものだ。ガレージは自然の冷蔵庫なのでそこに食品を保管した。

今日の夕食はハギス。ロイヤルマクレガー風に作って見ました。しかし食材を積み重ねる筒はお菓子の缶を利用したので底が深くて綺麗にできなかったが雰囲気は出ている。
一番下がハギス、次がマッシュドポテト、一番上がSwede Turnip(スエーデンカブ)だ。普通のカブは白いがSwedeは黄色い。ロイヤルマクレガーではSwedeを使っていたことがやっとわかった。


昨年のクリスマスは単身赴任で過ごしていたが今年はかみさんとCharlieと一緒。かみさんの人徳のおかげで今年は一杯クリスマスカードが届いた。楽しいクリスマスが迎えられそうだ。

2008年12月18日木曜日

クリスマスの準備

 街もご近所さんもクリスマス一色。電飾をピカピカつけている家も多い。でも電気代も値上がりしたし不景気だから去年よりは減っているかもしれない。

 我が家も少しクリスマスの飾りつけをしてみました。

 玄関のクリスマス・リース 日本の門松や注連飾りのようなものです。

 部屋の中にはミニクリスマスツリーを飾りました。ちょっと寂しい?

 Charlieもすっかりクリスマス気分。

 この2-3日は少し暖かくなり最高気温は10度程度の日もあります。
 クリスマスはどんな日になるのでしょうか?



2008年12月17日水曜日

税金について

税金の中期プログラムでもめている。

首相は3年後の消費税Upを盛り込めという。与党はそんなことは盛り込めないと言う。
選挙に不利な情報は出せないし不景気の時に増税の話をしたら上向く景気もしぼんでしまうということだ。しかし選挙に不利だからと言っていきなりだまし討ちで増税されても困る。

消費税が導入されたのは1988年 竹下内閣の時だ。その前の中曽根内閣では大型間接税は導入しないと言っていたのに次の竹下内閣で導入した。当時私はだまし討ちだと思った記憶がある。
橋本内閣では率直であったが最悪のタイミングで5%への増税を敢行し景気の低迷のきっかけとなった。

消費税上げると率直に言うのはだまし撃ちよりは評価できる。
だが今の議論は何か欠けていないか?今は消費税Upのことだけに焦点があたり(マスコミのせいもあるが)本質的な議論がされていない。

・税金の使い道は?
税金の使い道が不透明だし納得できないから何故増税するか理解されない。今の政治に税金を預けてきちんと活用できるかという基本的な疑問が解消されていない。国民の多くは税金の使い道について納得していないと思う。
・税金制度の根本的な議論がされていない。
大型消費税導入当時 直間比率のあるべき姿はどうかなどの議論があった。今はただ税率Upだけ。私は間接税の比率を上げるべきだと思う。これは不公平税制の改善の方向に向かうからだ。もちろん生活必需品の税率は下げるなどの配慮は必要だ。UKでも生鮮食料品はVATはかかっていない。今このような議論があまり聞こえてこない。
・年金、社会保険なども税金と一緒に議論されるべき。
これらも課題としては認識されているが、どうも別枠で話がされいるように思う。 ->一緒に話がされているようでした。訂正します。
・国税、地方税の見直しを
三位一体の改革が骨太ならぬ骨抜きに終わってしまい今の格差社会の原因の一つとなっている。これも含めて議論して欲しい。

とにかく国や地方自治体が何をやるか、そしてそのためにどの程度収入が必要かをもう一度棚卸する必要がある。これからの国のありかたを決める重要な議論だから選挙目当ての姑息な政策の小出しではもうやって行けない。
内閣が変わるたびに議論が振り出しに戻ることもあってはならない。
政権が長ければいいかというと6年続いた小泉内閣もアメリカへの盲従という間違った方向にベクトルが向いたのでなんともいえないが、、

明治維新の時のようにこれから新しい国を作るという気概でやって欲しい。欧州はEUを形成する時にそのような志をもってやった筈だし、これからの国際秩序の構築にも同じ気持ちで向かっているものと思う。

これからどうして行くか選挙目当てでなく、将来のために何をやるか議論して、任せたい政党に政治を託すことができる時代いつになったらやって来るのだろうか?

2008年12月16日火曜日

かみさんの英会話

かみさんがこちらに来てから英会話の勉強をしている。引越しがあり継続して勉強できなかったが、9月以降近くにあるカレッジで英語の勉強をしている。

カレッジの先生からメールが来た。以下抜粋。

I believe that ”かみさんの名前” is making a huge progress from class to class and it would be of a great benefit for her to go either to level 2 or to still to level 1 but different group which is progressing faster than her group.  
 [中略]
I must tell you that I am very please having ”かみさんの名前”as my student, she is very hard working and is one of the best student at level 1.

かみさんは英語に苦労しているが最近だんだんと上達して来た。本当に良かった。うるうる。
先生からメールをもらった日、かみさんがカレッジから帰って来て「今日はみんな休みでクラスは私だけ出席だったんだよ。だから一杯勉強できた。」

one of the best student at level 1   ...  ん?

Charlieのワイン

 金曜日から腰痛になりベッドから起きるのも大変で土曜日の会社のクリスマスパーティ
に出席できませんでした。かみさんは、パーティにいけず非常に残念がっていました。
本当にごめんなさい。GPでペインキラーを処方してもらい本日から出社しました。

 さて、こちらではお世話になっている方にクリスマスカードを送るのが習慣です。
特にお世話になっている方々にはクリスマスプレゼントを送ったほうが良いようなので、、、
かみさんが大変お世話になっている方へのプレゼントを考えました。
お酒が好きだからワインがいいかな。

 でもありきたりのワインではしょうがないから、Charlie印のワインでも作ってみようか!
ということになり20分ほどで作ってみました。もちろん密造したわけではなくラベルを作って貼っただけ。これも厳密に言えば問題あるかもしれませんが親しい知り合いに冗談で送るのなら許してくれるでしょう。


我ながら良い出来だ。私はワインラベルデザイナーになれる! やっぱり無理か、、

それでもCharlieを知っている人なら喜んでくれるだろう。 勝手に自己満足。

2008年12月14日日曜日

仕事について

このところの不景気で多くの人が職を失い、今後さらに厳しいことになるようだ。
もしUSAの大手自動車メーカーが経営破たんしたらそれこそ未曾有の事態になる。

英国でもBTやRBSなどの大手が人員削減を発表しているしこれから大変なことになりそうだ。
この間こちらの人に聞いた。
私「最近不景気と言われるけど乞食の数は増えていなから実体経済への影響はまだ出てないのかなあ?」
彼「こちらは失業保険がちゃんと貰えるから、失業しても金があるんだよ。乞食はアルバイト。失業者でも飛行機に乗って海外に遊びに行くんだよ。」
フーン、、失業率が上がっても国が貧乏になるだけで国民はそれなりので生活が送れるんだ。
これが高福祉社会ってやつだね。

これに対してUSAは医療費がすごく高いから医療費を払うためには、死んでも働かないとならないと聞く。日本はUSAと英国の中間くらいか。

少し前までは仕事の質や働き甲斐などという言葉が言われていた。
これから仕事があるだけでもありがたいという雰囲気になって来るのだろうか?

産業革命以降、職業の選択ができるようになってから仕事の待遇が改善され
次に仕事の質や仕事を通して成長ができるということが重要になって来た。
しかし、今は仕事のモチベーションどころか仕事自体が無くなってしまう状態だ。

以前の資本家階級と労働者階級というものが解消したが、20-30年を経てステークホルダ
という資本家と会社(およびその従業員)に姿を変えて同じ図式が蘇ったのだ。

私は就職して30年近く経つので世の中の転換期の中に丁度居たことになる。
だから自分の会社での経験を振り返ってみると何かわかるかもしれない。
時間が取れたら考えてみたい。

2008年12月10日水曜日

iPOD touch 導入

DSのリモコンとしてiPOD touchを導入した。
音楽を聴くにはiPOD classicかnanoが適している。touchは容量が小さく値段が高いので音楽を聴くためだけには購入する気はなかった。

購入を決めた理由は以下の通りだ。DSのリモコンはWiFi対応でDLNAコントローラの機能が搭載できる必要がある。私の調べた範囲では以下のものが使えるようだ。

①LINNはNokiaのN800というSmart Phoneを推奨しているがこれは高いしディスコンだ。
②NokiaのN95やN96という携帯も使える。これらはWiFi対応でHomeMediaというDLNAの
 コントロール機能がプリインストールされている。しかしUpgradeでも300GBP近くする。
 新規サブスクラバー契約の場合は無償だが、、、
③WindowsCE搭載のPDAにDLNAコントロール用のアプリを搭載する。これも高い
④ロジテックのSqieezeboxというDLNA対応音楽プレイヤー付属のユニバーサルリモコン(?)を使う。DLNA用のアプリを搭載する必要あり?
⑤iPODまたはiPhoneにUPnP用ソフトをインストール。

今後使えるデバイスは増えると思うが、現在はiPODが最も安い。そんなわけでiPODを思い切って購入した。

WiFi接続がうまくできるか心配したが、WiFiの設定画面で暗号のキーコードを入れると簡単に接続できた。ただiPODではキーコードのことをパスワードと呼んでいるのでピンと来なかった。

iPODで走るDSコントロール用のアプリはSongBookとPlugPlayerの2つあるが、SongBookは後者の10倍もの価格なのでパスした。
iTUNE StoreからPlugPlayerというUPnPのコントロールアプリを購入しインストールした。
下がそのUIだ。曲を選択して再生するには必要十分な機能を提供している。

このソフトはPlay listを作成してリストファイルをDSに送信することと、Play,Puase、Volume Up/Down等のコントロールをする。快適に動作している。

iPOD touchを、今の所音楽Playerとしては使っていない。専らDSの制御とYou TubeやPodcastの視聴用だ。ベッドの枕元に置いて寝る前にNewsを聞いたり動画を見たりして重宝している。
そういうわけでこれはValue for Moneyだと思う。

2008年12月8日月曜日

Charlieは悪戯ばかり

 かみさんは個人授業で英会話を習っている。英語の先生が自宅に来て1時間ほど授業をするのだ。Scotland人にしては珍しくその先生は犬が苦手だ。
 何故かCharlieは先生が授業している間は別の部屋で待機している。授業が終わりそうな気配を感じると、そーっとやって来て先生に挨拶をして見送る。
 最近は犬の苦手な先生もCharlieのことを「Beautiful dog!」と言って好きになってきたようだ。 Charlieの気遣いは本当にたいしたものだと思う。


 そんないい子のCharlieだが別の一面もある。
 一般的に犬は5歳を過ぎるとおとなしくなり悪戯をしないそうだ。
 我が家のCharlieは9歳なのにいまだに悪戯が絶えない。今日もかみさんが留守中に、かびが生えて捨てたパンをゴミ箱から引っ張りだして全部食べてしまった。Charlieのおなかの具合は大丈夫?かみさんは心配と怒りで大変な騒ぎであった。
 Charlieもパンを食べている時は、食べることに夢中で後先考えないのだろう。しかしかみさんが帰って来た時に自分の犯した罪の重大さに気づき後悔する。しばらくしてかみさんがCharlieの悪戯の形跡を見つけて怒り出すのを怯えながら待つしかないのだ。
 Charlieの悪戯が直らないのはまだ精神的に若いのだ、、と考えて良い方向に解釈すべきだ。我々飼主が悪戯しても問題ないように家の中を片付けておくべきだ。
 Charlieが何度怒られても懲りないのと同じで、私達も何度悪戯されてもつい油断して悪戯する余地を残してしまう。 お互い様だ。 今度こそはきちんとしないと、、、

2008年12月7日日曜日

クリスマスシーズン

エジンバラ城とプリンシズ通りの間の公園にクリスマスシーズンになると観覧車などの遊具が設置され屋台が並ぶ。多くの人が来て混雑し縁日のようだ。
ドイツのビールの屋台もあった。早速バイスビアーを一杯!まさかここで飲めるとは!
左のはホットビア。初めてのんだ。甘くておいしい。かみさんはあまり好きじゃないみたい。
グラスを返すとデポジットのお金が戻って来る。我々は記念にとバイスビアーのグラスを持ち帰った。
歩くのが大変なほどの混み具合。景気の悪さはこの賑わいからは感じられない。

火事騒ぎ

 かみさんが年賀状を書いている間に、クリーニング屋に洗濯物を取りに行った。しかし、クリーニング屋が閉まっていたので仕方なく帰ることにした。クリーニング屋のあるビルから隣接するスーパーマーケットに通じる通路のシャッターが降りて通れない。ついさっき通ってきたのに!仕方なく外を通って駐車場に戻ろうとするとスーパーマーケットから人が大勢出ている。聞いてみるとどうやら火災報知器が作動したのでみんな外に出たようだ。

 多くの人が一度に帰ろうとするので駐車場が大渋滞でとても帰れる状態ではない。
 無駄足になった上、足止めをくらってしまい全くついていない。

 そうこうするうちに消防車がスーパーの駐車場に入ってきた。全部で4台くらいきた。
 そしてスーパーの中に消防士が入っていく。外からだと煙や火は全く見えないのでボヤ程度だと思うが、、
 
 こうなったらあきらめて野次馬になるしかない。みんなと一緒に消防士の活躍を見ていた。 でも外は寒いし、どうせ時間をつぶすなら建物の中のほうがいいと思い再度ショッピングセンターに行った。すると今度はクリーニング屋が開いていたので運良く洗濯物を受け取ることができた。

 クリーニング屋から駐車場に戻ると外に避難していた従業員が店内にもどり始めていたし、渋滞もなくなってきた。

 無駄な時間を使いついていなかったが、火事見物をしたために一応洗濯物をゲットできた

 これを「万事塞翁が”野次馬”」とでもいうのかな?

2008年12月2日火曜日

寒いです

先週末から今週にかけてすごく寒い日が続いています。
今朝起きてみると雪が1-2cm積もっていました。家の前は雪が凍ってつるつるすべります。
こちらは冬でもスタッドレスタイヤは履きません。ノーマルタイヤのままおそるおそるすべり具合を試しながら会社に向かいました。

でも私達の住んでいる住宅街から一歩外に出ると雪がありません。融雪剤を撒いているんですね。それでも慎重に運転して会社まで行きました。

日中も寒く夕方家に帰った時も家の前は雪が溶けずに残り超すべりました。

氷点下4-5度がEdinburghの普通の最低気温です。今は最低気温に近いので、この寒さを乗り切ればしのぎやすくなると期待しています。

日本へのクリスマスカードの作成や投函など今週中にしないと間に合わないので頑張っています。

臨時収入

7月にBarcelonaに旅行した時にスリに財布を取られました。

http://tkmtet.blogspot.com/2008/07/5.html#links

苦労して警察で被害届けを作って保険の申告しようとしました。しかしカード会社の旅行保険は日本を出国してから3ヶ月以上経過したため失効していました。 残念だけどしかたない、、と諦めてすっかり過去のことになっていました。

先日RBSから”旅行保険の規約変更の案内”がとどきました。なになに?私は旅行保険でカバーされてるじゃん。早速RBSに連絡してみると本当に保険でカバーされている。

申告書を送ると言っているので、それに記入して送れば50ポンドは免責だが保険金が振り込まれる。
年内に入るか年明けかわからないが、クリスマスプレゼントになるかも。

あるいは給付金? 日本に居ないので給付金はもらえないがその代わりというところ?
被害額が補填されただけなのだが(被害届けは大目に出したけど^^)嬉しいものだ。

RBSも資本注入されて大変な時だが、遠慮なくいただきます。