じゃあホテルに帰って荷物を置いてからDinnerに行こうかということでMetroに乗りました。
車両は結構混んでいました。暑いのにいやだなあと思いつつ乗り込もうとすると後ろからぎゅうぎゅう押されます。そんなに後ろに人が居たっけ?と振り返った瞬間、違和感が、、、なにかが飛んだような気が、、、 ポケットに手をやると財布が無い!すごくタイトな前ポケットに財布を入れていたのに、後ろに一瞬気をとられた隙にやられた! 本当に血が引きました。 さっき飛んだように見えたのは財布を車外に投げたものだったと思います。1.5秒気づくのが遅かった!扉を閉める前に外に下りるかどうか迷った。確実に見えたわけではないしかみさんを置いていけないし。2秒後に扉はもう閉まっている。
後ろにいた女二人に「お前ら!財布を取って投げただろ!警察に来い!」と詰め寄りましたがバックの中を見せて「何もないよ」といいます。当然です。もう財布は車内に無いはずだから。本当に悔しいですがここで係わっていると逆に暴行されたとかなんとか言われて手間取る可能性もあるのでやめました。それに周りに居る乗客がどこまでが善良な市民かグルか自信が持てなかったです。もしかしたら財布は外に放り投げていなくて中で手渡ししていたかもしれません。 そうしたら本当にこちらが悪人に仕立てあげられます。
かみさんは私の状況に気づき「おまえがやったのか!」と日本語で怒鳴っています。仲間の女にもつかっかっています。
そう言えばかみさんは、2年前に実家に入った泥棒と鉢合わせをしてとっさに「お前は泥棒だろう。バックの中を見せろ!」と凄んだ実績があります。その時泥棒は「この家に不審な人物が入ったのを見たので心配で様子を見に来ましたが何も問題ありませんでしたから。」と言ってすごすごと帰っていったそうです。後で居直られなくてよかったねとお互いに話しています。それほどかみさんは熱しやすい性質です。
今回も降りた後、車内に残ったスリに対して窓ガラスをたたきながら「このヤロー!財布返せー!」大声で叫んでいました。
後で冷静に考えたら奴らの写真でも撮ってくればよかった。
次の駅で降りてすぐにカード会社に電話しカードストップ。かみさんのカードも私のと同じカード番号なので自動的にこれもストップ。現金はほとんどないし残ったカードは使えないので今日はDinnerが食べられない!
しかしDebit Cardの番号を控えていなかったのでいつも困ったときにお願いする会社のMさんに電話し対応してもらいました。これでカード関係はOK。
バルセロナは危ないと知っていたのでそれなりの準備をしいました。出発の数日前にかみさんにバルセロナは危ないから気をつけるようにと言いました。その夜かみさんは財布を失くす夢を見たそうです。「それが正夢にならないように気をつけてね!」と私。
あーー オー・ディア! それがこんな始末。私は自分が情けなくなりました。
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