2008年12月26日金曜日

黒馬物語

こちらのTVで黒馬物語の映画をやっていた。
1800年代の英国が舞台で、ブラックビューティーという名前の馬の生涯を馬の視点で見た物語である。有名なコンデンサの名前はここから取ったのか?

彼は幼いころ幸せに暮らすがその後売られて辛い生活を経験する。時には優しい飼主と一緒に過ごすが、次には重い馬車を倒れるまで牽かされる。馬車を牽けなくなり売りに出された市場で子供の頃面倒を見てくれた馬丁と再会し引き取られて、幸せな老後を過ごすという物語である。

Charlieと一緒に過ごしているせいか、馬が虐待されるのを見ると凄く悲しくなるし飼主と心が通い幸せにしていると凄く嬉しくなる。馬が人に気持ちを伝えたくても伝えられない時には私はCharlieの気持ちを理解できているかと考えてしまうし、馬の心が人に通じると人と動物は理解しあえるんだと納得する。  単純・・・

小さい子供達がゲームやマンガやケータイだけで時間を費やすのでなく、このような作品を読み豊かな喜怒哀楽や人や動物を思いやる心を知っていけばめばもっといい世の中になると思うのだが、、、

映画を見ているうちに小学生の頃、この話を読んだ記憶が蘇ってきたような気がするが定かではない。子供の頃、小学館「少年少女世界の名作文学全集」という全集があり親が買ってくれた。その中に黒馬物語は入っていた。絶対読んだ筈なのにストーリーを全く覚えていない。年は取りたくないもんだ。

読書に対する楽しさを教えてくれたのは小学館のこの全集によるところが大きい。苦しい生活の中で安い買い物ではなかったと思うが子供に本を買い与えてくれた親に本当に感謝する。

この全集にはいろんな国の物語が収録されていた。しかし当時の私には日本と中国以外は皆一緒だった。英国もドイツもフランスも一緒。でも外国に対する憧れは培われた。この全集でいくつもの英国文学を読んでいるはずだがすっかり忘れている。英国文学を意識してもう一度読んでもいいかな?と思った。

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