2010年2月10日水曜日

親鸞~五木寛之

五木寛之の親鸞を読んだ。新聞の広告に乗せられてしまったのだ。ただし以前から親鸞について書いた本を読みたいと思っていたことも理由の一つだ。
何故ならかみさんの実家の菩提寺は浄土真宗だからだ。葬儀や法事などでの説法などを通して聴く親鸞の教えに非常に興味が湧き勉強してみたいと思っていた。その一方で菩提寺であるお寺の在り方にも疑問を持っていた。檀家はお寺にお布施をあげる必要がある。かみさんの親はかなりの額をあげている。この理由もあり"親鸞"を読んだ。

感想はただ一言面白かった。この話から何か得ることがあったかと聞かれるとあまり無い。私自信無宗教だし、今の仏教に疑問を持っている。その一方で人間の生き方を見つける上で宗教的な側面は必要だと思っている。その宗教的な側面で念仏というのはちょっと?と思う。念仏に行き着く過程の生き方が大事であり、それは私のような凡人にはあまり縁が無い。

私は宗教を全て肯定しているわけではない。自分の中であるべき価値観、倫理観に合致する宗教のいいとこ取りをし、さらにそこから学びたいと思っている。不遜だとは思うが。
親鸞も比叡山で学び、そのあと法然に学んだ。自分の信じる宗教を選んで行ったのだ。親鸞と私を比べるつもりは毛頭無いが、私も子供の頃はボーイスカウトに入っていたので日曜日は礼拝に行っていた。その時キリスト教から感じるものはあった。かみさんの実家の浄土真宗の教えから感じることもある。それぞれ学ぶべきことが多い。私は勉強不足なので全然話にならないが、、

宗教について書くことは少々危ない。読む人に対して不快感を与えてしまうかもしれないが親鸞の感想文という乗りで書いてしまった。お許しあれ。

そう言えば、海外に行って宗教の話をするのは気をつけないといけないと言う。確かにその通り。でも私は職場の仲間と良く宗教に関しての話をした。気心が知れていたということもある。それぞれの宗教に対して敬意を持ち、宗教に対しての謙虚さがあれば話ができるのはないかと思う。

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