箱に入れた時にこんなものか、と思ってがっかりした。いつかはなんとかしようと思いながらも東京への単身赴任やスコットランドへの赴任があり手を入れることができなかった。
この週末にふと思いついてエキサイター電源の電圧を調整してみた。測定してみると今までは4W少々の励磁電力を与えていた。スピーカーのマグネット部の温度を確かめながら電圧を上げて励磁電力を倍の8W近くにしてみた。それでもスピーカーの温度は人肌程度なので大丈夫だと思う。
出て来た音はどうかというと、なんと音が全く違う!スピーカーが今までは寝ぼけた音だったが眠りから目覚めたように鳴っている。音が活発になったし、低音も今まで以上にびっくりする位出る。また音がスピーカーから飛び出して聞き手に対して迫ってくる。
こんなことならもっと早く励磁電力を上げてみれば良かった。しかしまだ記憶に残っている(もしかしたら勝手に美化した思い出かもしれないが)テレフンケンのスピーカーの凄さには届いていないと思う。励磁電力をもう少し変えてみるとか、箱の内部や背面の状態を変えてみるなど手を入れる所はあるので試してみたい。
今日は雪が舞う寒い日だったがこれから少しずつ春になり二階の部屋でも音楽が聴けるようになる。あれこれとスピーカーで遊んで楽しむのには良い季節だ。
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