2010年3月28日日曜日

プリアンプを替えてみた

一階のオーディオシステムのプリアンプはずっとLinnのKairnを使っていた。
他のプリはどうなんだろうと思い非常に古い金田式アンプをつないで見た。1970年代に作ったものだ。このアンプはずっとノートラブルで動いている。放置している期間も多い。それなのに音は結構いい。
Linnのアンプとの比較では出るべきところは出るという感じで迫力がある。


そこでもう少し新しいプリを引っ張りだしてみようと思い、所謂完全対象型のアンプを使ってみようとした。しかしこのアンプはグラフィックEQを接続できないので(REC OUTとMONITOR INがない)改造しようとした。 このプリはNo.168だ。ケースは1980年代に作ったアンプのものを流用している。


改造はグラフィックEQが接続できるようにするだけにしようと思っていたが、気が変り反転アンプ化することになった。非反転でゲイン可変のアンプはボリュームを最大限絞ってもゲインは1倍までしか落ちない。反転アンプではゲインを-∞まで絞れる。この反転アンプはNo.189だ。No.168と比べてみると定数が少し違うがまあ誤差範囲。ただ位相補正の値が違う。これはNo.189のほうがNFBの量が多くなるので補正を強くしてあるのだと思う。よってコンデンサをパラレル接続して対応した。それ以外は非反転アンプを反転に変更するだけなのでいたって簡単だ。

こうして3時間ほどで改造が終わり2日間ほど二階のサブシステムでエージングをした。二階のパワーアンプはプリから直流が漏れても関係ない真空管アンプなので。。結果として問題なさそうなので一階の持って来た。

反転アンプはJBLのSE400が有名で一度聴いてみたいと思っていた。で、音は迫力があり出る時はガンガン出るが引く時は思いっきり引く感じで凄く良い。 SN比も良い。電源はオリジナルのセパレート電源なのでその効果もあると思う。

で、不思議なのだがLinnや古い金田式ではイコライザを通した方が圧倒的に音が良かったのだが、No.189の反転アンプではEQを通さなくても音が良く、通した場合との音の差が小さい。

まだしっかり聴いていないので良くわからないが普通第一印象が正しいのできっと正しいのだろう。もう少し聴いてみて確かめたい。
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