Charlieが到着してからはや1週間が過ぎました。
時差の関係か違う環境に居るせいかCharlieの様子が多少変な感じもしますが元気です。もっとも私は半年Charlieに会っていなかったのでこれが普通かもしれませんが、、
今回Charlieの渡航を経験して感じたことなどを簡単にまとめてみたいと思います。
(1)手続きが大変
ペットの渡航については輸出側の検疫、輸入側の検疫、実際の移動手段等別々のことを調べて
段取りしないといけないので大変です。どのくらい大変かさえも最初にわからず走りながら調べるしかないです。全体を通したワークフローができていればいいのですがそんなものはありません。また言葉の問題もあり大変です。狂犬病や予防注射などを英語でどう言うか今回初めて知りました。しかし、私は渡航先が英国あったためPET TARVEL SCHEMEがしっかりしていたし言語も英語で助かりました。英語以外の言語で制度がしっかりしていない所だとどうなっていたかわかりません。もう少しなんとかならないものかと思います。
中山先生も「渡航までの手続きは非常に煩雑で、ご苦労されたと思います。もう少し解りやすく、また各国共通の様式などが整備されるべきではないかと考えております。」と言われています。
(2)費用が高い
とにかく費用がかかります。やはり航空運賃が一番高いのですが、国内移動の費用もばかになりません。国内移動は動物タクシーに依頼しましたができればレンタカーを利用したかったです。ところがレンタカーは大型犬は同乗不可能のであきらめました。これは愚痴ですが、動物に関しては供給が少ないので(需要も少ないかもしれないけど)取れるところから取ってやれ式の運賃設定に思えます。ペットは金持ちの道楽ではなく庶民の大事な家族です。運賃の適正化を望みます。
(3)適切なアドバイスをしてくれるところが少ない
航空会社、運送会社、旅行代理のどこに聞いても最初は適切なアドバイスが得られませんでした。私の場合中山犬猫病院で教えてもらったことを糸口に情報を探り、次に英国のANAの方から情報をいただきその後は芋づる式に情報をたどりました。動物渡航に関わる会社ならどの部署に問い合わせれば正しい情報が得られるかだけでも最初のアクセスで教えて欲しいものです。
(4)こんなことして意味あるの?(愚痴&冗談&詭弁なので読み流してください。)
確かに狂犬病は危険であり国民の健康を守るために動物の渡航管理は必要な制度だと思います。しかし最大の渡航数を誇る動物である人間にはどんな病気があるか寄生虫がいるかもチェックしないし、中にはテロリストという狂犬病感染犬よりはるかに危険な種類もいます。さらに鳥インフルエンザは国境を越える際に検疫のしようがありません。ペット以外のリスクのほうが遥かに大きいのにペットだけ規制しても意味がないと思います。
このグローバル化の時代に動物だけ渡航を厳しくすることに意味があるのでしょうか?
(5)人のありがたさを感じた
否定的なことばかり書いてきましたが、犬の渡航については人に聞いたりお願いして進めるしかないのでいろんな人とのやり取りがありました。みなさん親切で優しく対応してくれました。直接関わる獣医さん、検疫所、運送会社、宿泊施設等だけでなく行きずりの人の好意も非常に嬉しかったです。お役所仕事だろうと思っていた動物検疫所の方の対応は嬉しい驚きでした。ご協力・ご指導いただいたみなさん本当にありがとうございました。
(6)インターネットなかりせば
もう一つ、インターネットのありがたさです。ほとんどの情報はインターネットから入手できほとんどの手続きや問い合わせはメール経由で行うことができました。もし電話や郵便で行っていたと思うとめまいがしそうです。特に現地の人に電話するのは、検疫関係の用語に親しみがないこともありすごく大変そうです。もし10年前に犬の渡航を企てていたらもっと大変だったでしょう。
これから何年後かにCharlieを日本に連れて帰ることになりますが、その時Charlieは高齢になっているので長旅に耐えられるかわかりません。あるいは健在かもわかりません。しかしそれまで、せっかく来たスコットランドの生活を家族3人で大事に過ごしたいと思います。
これで渡航に関する記載は終わります。犬の渡航を予定されている方で情報が必要な方はご連絡いただければわかる範囲でご協力させていただきます。
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