2008年2月14日木曜日

ProAc

今使っているAudio装置はiPOD+Linnのシステムです。
スピーカーはLinnのTucanですが満足する音が出せません。使いこなしの問題の可能性もありますがそれだけではなさそうです。私の経験では再生する音の空間の広がりはスピーカーの設置方法や部屋に影響されます。近くで聞いたときの音の純度や歪感はスピーカーの性能とアンプに影響されます。Tucanは純度や歪感に不満があります。今までTucanはサブのまたサブのスピーカーだったのであまり気にかけていませんでしたが、いざメインで使うと不満が募ります。

昨年、エジンバラに本社があるW社という半導体メーカのCEOとひょんなことで知り合い食事をしました。その時にW社のCTOや営業のVPも同席しました。CTOがAudioフリークでエジンバラにあるRETOROという店を教えてもらいました。

この店にはQuadⅡの中古などありいつかは手に入れたいと思います。この店でTucanに変わるスピーカーを探しました。手ごろな予算で購入可能でTucanよりクオリティが高いもの、という条件で中古品を何機種か聞いてみました。ソナスファベールとかLinnのKomuriなどを聞きました。その中にProAcという聞いたことが無いブランドのスピーカーがありました。試聴してみると音色もいいですが空間表現力が非常に高くすぐに気に入りました。ソナスファベールの官能的な音色は魅力的ですが奥行や高さ方向の表現が薄っぺらで見送りました。

http://www.proac-loudspeakers.com/
値段も手ごろであったためProAcを購入しました。家ではまだ空間イメージの再現は満足できる状態ではないですが、音色や低音~高音までの出方はTucanよりかなり良くなりました。部屋のレイアウト上設置場所の自由度がないのでどのくらい追い込めるかわかりませんが楽しみたいと思います。

1月に日本に帰った際に久しぶりにスイング・ジャーナルというJAZZの雑誌を買って読んでみるとProAcの製品紹介が出ていました。日本に輸入再開したそうです。以前輸入されていた時のことは全く覚えていません。ほんのわずか日本を留守にしている間に英国で気に入って購入した製品が、同じ時期に日本へ輸出が開始されたというのは面白さと同時に因縁のようなものを感じました。

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