2008年2月29日金曜日

移民のポイント制開始

 前にも少し書きましたが移民の制度が変わります。
http://tkmtet.blogspot.com/2008/01/blog-post_05.html
 今日のニュースでいよいよ制度の運用が始まったと伝えていました。今回はTier1と呼ばれる高度技術を持った人達が対象で医者とかがこれにあたるようです。今日のニュースではインド人のバンカーや日本人のすし職人が対象者として出ていました。日本のすし職人の方は「高度な教育を受けていなからポイントには到達しないが、すしは握れるんだよ!」と言っていました。Tier1の人はILETS6.5の英語力が要求されるそうですがこれはTOEIC900くらい?なんですし職人が英語流暢に話せないといけないのかと思います。
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk/7269790.stm
 私はTire2という括りに入り(高度な技術はもっていないけど)求人があるので働くことができる部類です。英語はILETS5.5が必要でTOEIC800くらいに相当します。Tier2の制度の今年の9月頃から運用されます。さきほどのすし職人の方の話は人事ではありません。

 ポイント制に関しては色々と意見があるようです。
曰く 高度なスキルが必要な職業は人が足りないのにこのような制約を設けて十分な人材が確保できるのか?  曰く ポイントを充足できるような高度な教育を受けた人が高度スキルの要求される職業(さきほどのすしの例が典型的?)で働くのか?
 今まで英国にはEU内、特に東欧から人が流入して来てましたがひと段落したようでEU内からの人材の確保も先行きが不安です。

 また英国内のインドレストランは主にバングラデッシュからのシェフが調理していますが彼らがポイント制で居られなくなると英国内のカレーの質は大分落ちると心配されているようです。

 日本のように閉ざされた国は将来のために開かれた国とすべきでその先例が英国なのですが、英国も悩める国のようです。

0 件のコメント: