2009年5月10日日曜日

Carol Kiddコンサート

 5月9日 Carol Kiddのコンサートが近くのコミュニティセンターであった。かみさんがヨガ教室の申し込みをした時に丁度見つけてチケットを買ったのだ。まさかこんな田舎で彼女のコンサートがあるとは思わなかった。200席ほどのホールに6-7割の入り。客は年寄りが多い。スコットランドではいつもJazzコンサートの平均年齢は高い。若い年代はRockを聞いているのだろう。

 彼女は最近発売されたDreamesbilleというアルバムの曲を歌った。(と後で知った)
Linn Recordでは彼女のレコードが売られていてかなり人気なようだが、私はまだ買って聞いたことがなかった。
http://www.linnrecords.com/recording-dreamsville.aspx

 コンサートは良かった。小太りのおばさんで裸足で歌った。一曲歌う度に「あーつかれた。」という感じでため息をつく。最後の曲の前に松鶴家千代若ではないが「もう一曲歌ったら家に帰ろうよ」という感じ。ぼやきJazzだ。で、歌唱力がある。また曲のアレンジが面白い。途中でテンポを変えたり、変拍子でやったり、ボサノバ調でやったりと楽しませてくれる。バックとの息もあっている。かみさんにも大好評。

 今まで私はJazzボーカルを音として聞いていた。つまり歌詞を聴いていなかった。Carol Kiddは歌詞を大事にして歌い込むタイプなので今日のコンサートでは全部は無理だが歌詞の何割かが聞き取れた。そして聞きながら今度は歌詞の意味をしっかり勉強してみようと思った。きっと今までと違ったJazzのスタンダードナンバーの楽しみが広がるだろうと思う。

 彼女の演奏が気に入ったので帰った後、Linn Recordから彼女のアルバムをStudio Master Quality(96/24)でダウンロードした。でもブロードバンドの調子がおかしくダウンロード中に頻繁にADSLモデムのコネクションが途切れる。苦労しながらやっとのことでダウンロードできたがなんとかしないと遅かれ早かれ使えなくなってしまう。温度が上がると通信速度が低下(エラーによる再送の影響?)するのでADSLモデム(の多分アナログフロントエンド部分)がおかしくなっていると思われる。BTに連絡してサポートしてもらおう。

 ちなみに家で聞いたStudio MasterQualityの演奏は良かった。でも生の泥臭さは伝わって来ない。彼女はスタジオでは気取った声を出している。気楽なライブでの演奏のほうが私には魅力的だ。

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