2008年2月29日金曜日
移民のポイント制開始
http://tkmtet.blogspot.com/2008/01/blog-post_05.html
今日のニュースでいよいよ制度の運用が始まったと伝えていました。今回はTier1と呼ばれる高度技術を持った人達が対象で医者とかがこれにあたるようです。今日のニュースではインド人のバンカーや日本人のすし職人が対象者として出ていました。日本のすし職人の方は「高度な教育を受けていなからポイントには到達しないが、すしは握れるんだよ!」と言っていました。Tier1の人はILETS6.5の英語力が要求されるそうですがこれはTOEIC900くらい?なんですし職人が英語流暢に話せないといけないのかと思います。
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk/7269790.stm
私はTire2という括りに入り(高度な技術はもっていないけど)求人があるので働くことができる部類です。英語はILETS5.5が必要でTOEIC800くらいに相当します。Tier2の制度の今年の9月頃から運用されます。さきほどのすし職人の方の話は人事ではありません。
ポイント制に関しては色々と意見があるようです。
曰く 高度なスキルが必要な職業は人が足りないのにこのような制約を設けて十分な人材が確保できるのか? 曰く ポイントを充足できるような高度な教育を受けた人が高度スキルの要求される職業(さきほどのすしの例が典型的?)で働くのか?
今まで英国にはEU内、特に東欧から人が流入して来てましたがひと段落したようでEU内からの人材の確保も先行きが不安です。
また英国内のインドレストランは主にバングラデッシュからのシェフが調理していますが彼らがポイント制で居られなくなると英国内のカレーの質は大分落ちると心配されているようです。
日本のように閉ざされた国は将来のために開かれた国とすべきでその先例が英国なのですが、英国も悩める国のようです。
2008年2月27日水曜日
懲りない某大手通信会社
11月に今の家に入った時に電話とADSLの申し込みをしました。電話はMさんが申し込んでくれました。
ADSLは私がWebから申し込みました。ちゃんと確認メールも来たのに2週間待ってもナシのつぶてです。電話してみると申込みの記録がないという。ちゃんと確認番号もあるのでなんとかしろ!と言っても「システムの問題でよくあることです。」と言われてのれんに腕押し状態。
再度申し込みをして今度はちゃんと受理された。しばらくしてADSLが使えるようになったと連絡が来た。しかし、同時に申し込んだ無償のADSLモデムが届かないじゃないか!確認してみると申込みの記録が無いという。私は無償モデムを配達しますという確認メールももらってるんだよ!
結局それから1週間後にモデムが届きました。ADSL申込みからずっと後でAmazonに注文した無線ルータの方が先に届いてむなしく放置されていました。
Webの申込みページには「申し込んでから4-5日で使えるようになりまーす!」と調子のいいことを書いてあったのに結局1ヶ月以上も費やしてしまった。
話はこれで終わりではないのです。12月に請求書が来たけど利用明細が判りにくい。
同じ会社に電話とADSLを申し込んであるのに別々に明細書が来る。頼んでもいないのに毎月定額の支払をするプランになってしまったのに現在のバランスが書いてない!
それでも調べてみるとどうも請求がおかしいのでMさんにお願いして確認してもらうと請求書の間違いと判明。訂正してもらった。
昨日2月分の請求書が来たがまたどうもおかしい。再度Mさんにお願いして確認してもらったら今回も間違いだって。どうなっているんだ!
私の想像するこの通信会社の戦略は以下の通りです。
●過剰請求が発覚しないようにわかりにくい支払方法と請求書を導入し実際より多い金額を収入として得る。
●何割かの客は過剰請求に気づくので問い合わせをするがこれに対しても手を打ってある。
●mailの問い合わせはできない。電話での問い合わせのみ。電話には自動応答ですごく待たせたり、たらい回しにするフィルタが周到に組み込まれているのでここでも何割かの客が脱落する。(私はいつも30分以上待たされた!)
●最後まで残った客のみ正しい金額支払が可能。それ以外の客は過剰な料金を支払う、
仮に請求書の不備に気づく客が全体の70%とする。
このうち非常に大変な問い合わせシステムにもめげずに請求書訂正に成功する客の割合を50%とする。すると全体の客のうち35%の客が正しい料金を支払い残りの客が過大な料金を支払う。
平均して25%多い料金請求をしているとして約17%程度の過剰収入を得ている。 などと勘ぐってしまう私でした。
地震発生!
ところが今朝のニュースでどうやら本当に地震があったようです。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/england/7266136.stm
場所はロンドンから北へ200-300km離れた場所です。マグニチュードは5.2で25年ぶりの大きな地震だそうです。幸い大きな被害はなかったようですが、ここ英国でも地震があるという事実を認識させられました。
エジンバラ市内は数百年も前の石造りの建物があるので大きな地震があれば一たまりもありません。三匹の子ぶたという童話で一番丈夫な家はレンガで作った家というのがありましたが、これは風や火事に対してのみで地震に対しては藁や木の家のほうが強いのです。
こちらの同僚が以前日本に出張して高層ビルのホテルに宿泊し、丁度トイレに座っていた時に地震が発生しすごく揺れたので文字どおりおしっこをちびってしまったそうです。地震に慣れていないし、高層ビル内なので無理もありません。
それにしてもかみさんは虫の知らせでもあったのでしょうか?
2008年2月26日火曜日
英国の技術者採用について(2)
歩いていると風で1mくらい進路がずれてしまいます。
かみさんはCharlieの散歩が大変だったと思います。
昨日家を見に行きました。長屋形式で狭いため見送りました。新築で駅に近く便利なのですが。ちなみにこちらでは、形態により以下のようになっています。
flat = アパート
terraced house = 長屋
semi detached house = 2軒繋がりの家
detached house = 一戸だて
エジンバラ市内では予算上Flatしか住めませんが、私達が住もうとしているのは田舎なのでdetached houseに住めます。早く見つかって欲しいものです。
さて、英国の技術者の状況について引き続きとりとめもなく書いてみたいと思います。
以前、技術者の採用をした時にUK国籍の若手エンジニアがほとんど応募して来ないことを書きました。
http://tkmtet.blogspot.com/2008/02/blog-post_17.html
ある記事によると工学系の大学としては英国でNo.1のインペリアル大学の卒業生のうち50%は金融や証券業界に、25%は大学に残り研究を続ける。たった25%が企業に就職してエンジニアとして働くとのこと。この記事は学生の進路の比率について書いてあるだけで、国籍の内訳については書いてありません。UK国籍で企業でエンジニアとして働く人は10%以下に違いありません。UK国籍の若手エンジニアが少ないのはうなずけます。
英国は国策として金融市場を強化し外貨の流入を促す政策を取ってきました。エンジニアとして働くよりも金融業界で働くほうが収入もいいし、トレーダとして成功すれば一攫千金も夢ではありません。
これ以外にも気になることがあります。私の会社では地元の大学と共同研究をしようとして博士課程の学生を探しています。共同研究の際、政府の援助が出るのでUK国籍の学生であることが条件です。もう半年以上たちますが該当する学生が居ません。他の国籍の学生はいるがUK国籍の学生がいないそうです。
エジンバラ大学の教授に合ったときに聞いてみました。修士課程、博士課程についてですが40人程度のクラスのうちUK国籍の学生は2-3人!20人ほどが中国人、約10人がEU内の学生、残りがパキスタンなどからの学生だそうです。
学部にはUK国籍の学生はもう少し居ると思いますが、修士・博士課程で学んでも就職先がないので学部を卒業すると就職してしまうそうです。(当然半分以上は金融界に就職かな?)これには意外でした。英国は修士・博士課程を終了した学生が企業で正当な報酬を受けて働いていると思っていたからです。
UK学生との共同研究に対する政府援助は、UK国籍の学生を増やすための施策でしょうが、地元大学との共同研究がなかなかできないと企業がUKに立地しているメリットの一つが無くなってしまいます。UK学生が盛り返すまでのつなぎでもいいので他の国籍の学生との共同研究にも援助するべきではないでしょうか?
そんなことを書いていたら、LSE(Londonの証券取引所)へ新規上場するハイテク企業がNYSEやナスダックより大幅に少なくなってしまった。という記事を目にしました、、、 エンジニアを金融・証券市場に投入し国の成長を図っているのに結果は芳しくない。証券市場も工業界もじり貧、、 どこかの国よりはましですが。
2008年2月24日日曜日
エジンバラの週末
土曜日はCharlieの食事をエジンバラ市内近くのペットショップに買いに行きました。日本でも食べていたEukanubaをかみさんが目聡く見つけました。結構高いけど健康のためなので奮発しました。高いと言っても日本の2-3割増しの値段です。英国の物価は日本の2倍くらいの感じなのでそれと比べるとペット関連の用品の値段は割安感があります。
このあとかみさんが車を運転して家まで帰りました。M8というモータウェイを通りましたがかみさんにとっては初めてです。キャーキャーいいながらも無事かえることができました。ちなみにこちらはモーターウェイ(高速道路)は只です。日本とは大違い!
それと土曜日には私の長靴を買いました。こちらは雨が多いのでCharlieの散歩の時に長靴が便利です。
かみさんは1週間ほど前に買って使用していますが、今回は私のを地元のショッピングセンターで買いました。10軒くらいの靴屋を回ってやっとみつけました。こちらは子供用の長靴はあちこちにありますが大人用 特に男用を見つけるのは大変です。女性用の長靴は写真にあるように派手な模様がついています。かみさんのはマーブルチョコレートの模様ですが他にもチューリップの模様とか馬の模様などとにかく派手です。派手好きのかみさんにはピッタリです。ちなみに長靴はこちらではウエリントンブーツあるいはごく普通にラバーブーツと言うようです。
日曜日は、かみさんの運転の練習でエジンバラ市内に行きました。City Centerに車を止めてエジンバラ市内を散策しました。かみさんがこちらでバレエ教室に通いたいと言うのでグラスマーケットにあるダンス教室に行きましたが今日は休みでした。来週にでもレッスンを見学して加入するかどうか決めると思います。それからロイヤルマイルにあるパブでハギスを肴に一杯やりました。これでかみさんが自分で運転して帰らないといけません。このように追い込むとかみさんも覚悟して運転します。帰りはかみさんの運転で安全に帰りました。
この週末はかみさんもいろんなところを運転したので、だいぶ慣れて来ました。もう何週間か週末に付き合って早くなれるようにしたいです。とにかく場数を踏むことが大切です。
こちらは春の兆しが感じられるようになって来ました。最低気温は0度以上、最高気温は10度前後です。陽がかなり長くなり、午後6時でも明るいので本当に嬉しいです。それに今日エジンバラ市内で桜の花が咲いているのを見つけました!憂鬱な冬よさようなら。春よ来い!
日本はまだ寒いそうですが、風邪を引かないように気をつけてお過ごしください。
2008年2月17日日曜日
Charlieのチョコレート騒動
オフィスへの出張のお土産としてチョコレートを買って来ました。家に帰った夜はチョコレートをかばんの中に入れておきました。かばんのファスナーは閉じてあったはずです。夜中にかみさんが変な音がするので起きてみるとCharlieがチョコレートを頬張っていました。「なんで分かったの?」とでも言うような恨めしい目でかみさんを見ましたが、すぐに取り上げました。えらいこってす!犬にはチョコレートや玉葱や大蒜は禁物です。下手をすると命さえ危ないことがあるそうです。Charlieは体調はいつもと変わらず元気だったでのほっとしました。昨年末にCharlieがチョコレートを食べて大変な目にあったので今回は特に注意していたのですが... 私がかばんのファスナーを閉め忘れたのか、Charlieがファスナーを開けたのか... いずれにしてもこの次は本当に気をつけないと,,,
2008年2月16日土曜日
英国の技術者採用について
今日は、地元の大型安売り店に行ってきました。COSTCOというところです。日本にも出店しています。二人で「今日はこすっとこどっこいに行くぞ!」と言って喜んでいきました。メンバーシップカードを作るのに25ポンド+VAT/年ですが洗剤やティッシュなど生活非需品が結構安いので元はとれそうです。
今日は洗剤、ティッシュなどのほかにビールやヨーグルトなどを買ってきました。安いけど量が多いので絶対金額は結構かかってしまいます、、これがコストコの狙いなんでしょうね。すっかりはまってしまった私たち夫婦でした。
隣にはIKEAがありこのあたりはいつも混んでいます。
さて英国の技術者の状況について少々書いてみます。
私の勤めているところはアルゴリズム開発・ファームウェア開発・RTL開発などしてます。人数は10数名の小さな所帯です。昨年の7月に一人エンジニアが辞めたので後任のエンジニアの採用を行いました。採用するエンジニアはファームウェア開発のジュニアエンジニアです。採用広告を出すと多くのエンジニアが応募してきました。応募者の国籍は英国、イタリア、スペイン、ポーランド、ポルトガル、インド、パキスタン、ナイジェリアです。こちらはEU圏内なのでやはり国際色豊かです。
履歴書を見たり面接をしてみるとまたちがう一面が見えてきます。
(1)英国人の応募者はほとんど40歳以上。リダンダント(人員整理)で職を失った人ばかりです。英国人のジュニアクラスは皆無です。つまり英国人の若手技術者は居ないかわが社に興味がないということです。いろんな状況から判断して若手英国人技術がいないのが実態のようです。
(2)若手の応募者は半導体のアナログやレイアウト設計を学んだ人、さらにはEMCなどを学んだ人が多い。ファームウェアのエンジニアを募集しているのに、、組み込みソフトを学んだ人は居ない。英国ので需要と供給が大変ミスマッチしている?
こちらの面接は初めてでしたが結構面白かったです。日本では何故当社に応募したの?とか仕事に対する取り組み姿勢は?などの仕事のスキルよりモチベーションを重視します。こちらはスキルを重視します。ですから面接の時に技術的な課題を出して、その場で回答させる形式です。これをリーダクラスのエンジニアが3名交替しながら行うのでだいたい一人の面接は半日コースです。 これだけ話をすると応募者の本質が見えてきます。
何故日本と英国で面接の仕方が違うかというと日本は比較的長期間会社に勤めるので技術は会社に勤めている間に習得できる。むしろ会社への忠誠心とか仕事への思い入れのようなものを重視します。(最近は少々変わってきましたが)
英国では2-3年でキャリアアップのために職を変わるのが普通なので即戦力が要求されるため、技術的な質問が多くなります。
技術的な質問に対しての応募者の回答は私にとっては不満です。何でこんなことがわからないの?と思うことがあります。例えば200Kbyteのデータを100kbpsの伝送路で転送するとどのくらい時間がかかる?みたいな課題について正確な解答ができる人がほとんど居ないです。
簡単な処理をするCのコードを書いてというと10分講釈してその間に4-5行しかコードを書いてないとか、、(履歴書にはCはWellと書いてあるのに)
既に現役エンジニアを退いて10年以上たった私でもできるような計算や思考過程が若手の応募者にはできないのですね、(計算の正しさやCの文法でなくどうやって考えるかが欠けています。)
このような状況を私は非常に深刻に受け止めています。今後この関係の話を時々書いてみたいと思います。
2008年2月14日木曜日
ProAc
http://www.proac-loudspeakers.com/
おーとっ! 掟破りのカムバックサーモンかあー?
2008年2月13日水曜日
C4来たる!
こちらのセールスマンは結構いい加減で調子がいいです。
月曜日に車のセールスマンのトーマス君に「保険の手続きが完了したから水曜日に車を取りに行きたい。」と電話しました。トーマス君は「了解、保険会社に確認して15分後に車のピックアップについて電話する」といいました。でもこのxx分後にというのが曲者です。だいたい「2秒まってくれ」と言われると5分くらい待たないといけないですね。「2分待ってくれ」は20分です。結局トーマス君からは月曜日には電話がありませんでした。15分は∞の意味を持っているかも。彼は火曜日はOFFと聞いていたので水曜日の朝に電話したら「何時に車を受け取りに来るか?」と陽気に聞いてきます。日本人の感覚だと「先日は電話できずにすみません。」とかいうのにそんなことはおかまいなしです。12時に受け取りに行くことにしました。12時前に会社を出ようとするとトーマス君から電話かかって来て「3時にしてくれないか?」と言うので了解。3時に行くことにしました。こちらも会社の仕事時間の合間を縫ってやっているのでみんなに迷惑がかかります。この1-2週間はかみさんが到着した直後なのでみんなが気をつかってくれるけど外出の時間が変ると会議の時間が変って申し訳ない。
それでも3時にかみさんと行くとトーマス君居ないじゃないか?トーマス君の同僚が「15分待ってくれ!」という。これは2-3時間待てということか?でももしかしたら15分で来るかもしれないと思い、車を見たりコーヒーを飲んだりして待っていたけど30分しても来ないので近くのスーパーに買い物に行きました。約束を守らないトーマス君にあてつけるようにゆっくりと買い物をしました。カーディーラーに戻ると、トーマス君が満面の笑みを持って迎えてくれます。脳天気な人だねえ。まあ彼が値段を頑張って下げてくれたし許してやるか、
トーマス君はともかくC4はいい車だ。試乗で私が運転したときもよかったし、かみさんが運転するときに助手席にすわっていてもいい感じ。エンジン音は静かだし、車内は快適だし所謂フランスのエスプリに溢れています。かみさんは、まだ英国の運転になれていないけどすぐ慣れると思います。
こちらでは人を待たせるときに「2秒待って!」「2分待って!」などといいます。私の同僚には「10ms待って!」という人も居ます。これは気持ちを表すだけで2秒というのは2秒くらいの間に戻って来る気持ちだということです。でも絶対に2秒では戻ってきません。こちらの人の時間間隔を真に受けると痛い目にあいます。
それでもxx秒とかxx分と言ってもらうと心構えができますが Soonというのが曲者です。Soonに何度だまされたか?日本のTVプログラムを衛星放送で見ることができる業者がありますがここはSoon、Soonの繰り返しで4ヶ月経っていますがまだ見ることができません。
こちらの生活、感覚になれてあせらずに過ごすことが一番です。
ちなみにかみさんの時間感覚は英国人と同じなのでストレスが無いようです、、、、
2008年2月12日火曜日
Charlieの散歩
こちらにはPathという散歩道が整備されているので犬の散歩は快適です。
でもいくつか問題があります。
(1)散歩が怖い
こちらは犬が多く、散歩の時わんちゃんと良く会います。リードなしで散歩している犬もよく見かけます。それらの犬は大抵、大型犬ですから一見怖いです。かみさんはわんちゃんがCharlieを襲うのではないかと非常に心配しています。「リードなしの犬は良く訓練されているから心配ないよ。」と言ってもかみさんは怖いそうです。他の犬とけんかにでもなるとCharlieの力が強いのでかみさんでは抑えきれないこともあるかもしれません。かみさんは散歩に出かける前に憂鬱になると言います。そのうち平気になると思いますが、、
(2)糞の始末が悪い
スコットランドに来た当初は、犬はきちんと訓練されているので犬は散歩中に糞をしないし、仮にしても飼主が持ち帰ると思っていました。Pathには糞を捨てるゴミ箱が設置されており糞が道に落ちていることは無いと考えていました。しかし、公園の芝生には糞が一杯落ちています。遠くから見ると本当に綺麗なんですが、、糞を捨てるゴミ箱も場所によっては糞が散乱していたり、雨水が入って茶色い水が漏れそうになっていたりで汚いです。パリよりはいいかもしれないけど、、、それに糞だけでなくゴミがあちこちに散乱しています。歴史ある美しい町並みを見るために上を向いていればいいですが、ひとたび目を地面に向けるとひどいものです。こちらは「上を向いて歩こう」が似合ってます。
まあ日本人のマナーも決して褒められたものではないですが、
(3)Charlieの足洗い
散歩から帰ってCharlieを家に入れる前に足をきれいに洗います。日本人なので家の中に下足で入るのは抵抗があります。犬も綺麗になってから入ってもらいます。でも足洗い場が無く少々面倒です。近いうちに簡単に足が洗えるようにしたいです。
私たちがCharlieの足を洗っているところを近所の人が見ると多分、日本人は変なことやってるなあ、と感じるでしょう。
こちらの人たちは、土足で入る家の中で平気で床に腰掛けたりしています。清潔さに関する概念が日本とは違うのでしょう。あまり潔癖すぎるのも良くないですが外と中は分けたいですね。
この2-3日天気が良く、春のようです。このまま素直に春になるとは思えませんが春は確実にやって来ます。これからどんどん散歩が楽しくなってくると思います。
2008年2月10日日曜日
かみさんの生活セットアップ
とりあえず以下のことをやっています。
(1)在留届け
エジンバラ領事館に行って在留届けを出してきました。かみさんは「これで英国人になれた!」とわけの判らないことを言って喜んでいましたが、「英国に住むだけの届けだよ。」というとすこしがっかりしていました。
(2)携帯電話
普段の連絡だけでなく緊急の場合のために携帯電話が必要です。かみさんの希望でNOKIAのちょっとおしゃれな携帯を購入しました。私の携帯より良いモデルです、、、 これで私も安心です。
(3)英会話教室
英語に不自由なかみさんは地元のカレッジに通うことにしました。2月6日に最初の授業に出ました。クラスは18人ですが日本人1人、中国人1人、ポーランド人16人です。しかも先生もポーランド人!私も会いましたが発音が非常にきれいでまさかポーランド人とは思いませんでした。ポーランド人は2-3年前に100万人以上UKに来ているということでしたがまさかこれほどまでとは、、教室でいろんな人と接することがかみさんにとっていい経験になると思います。
(4)クレジットカード、デビットカード
今まで使っていた日本のカードだと日本の銀行口座から引き落としになってしまいますが、日本の口座には給料は振り込まれません。こちらの銀行のカードを作成する必要があります。来週の早いうちにかみさんのカードを作成したいと思います。日本ではこまごました買い物にカードを使いませんがこちらは数ポンドの買い物でもカードを使います。いちいちサインせずカードリーダでPINコードを入力するだけで決済できるので手間いらずです。つり銭のコインも溜まらないので便利です。できるだけカードで買い物をすれば銀行のカード使用明細をダウンロードすればそれが家計簿になります。楽チンです。
(5)車
住んでいるところはエジンバラ市内でなく田舎なので車が必要です。かみさんがこちらに来る前に少し探してみましたがやはりかみさんが直に見てから決めないと後が怖いです。
日本ではあまり乗らない車にしようと思いました。絶対日本で乗れない車といえばVUXHALLですがこれは中身はOPELです。確かOPELも今は日本には入っていなかった?まあOPELは以前乗ったことあるしパスです。
私はFIAT PUNTOが安くておしゃれでいいと思っていましたが、かみさんは「絶対オートマチックがいい!」とのことなのでFIATは見送りました。今回試乗してみて思った以上にエンジンが回らないのと狭いこともあり仮にオートマチックがあっても遠慮したかもしれません。
次にプジョーとルノーを見に行きました。店員に条件を言うとプジョーのオートマチックはなし。ルノーのメガーヌのオートマチック2004年車があると言います。車を見ると”SOLD"と書いてあるから「これ売れちゃったんじゃないの?」と店員に聞くといや大丈夫と言います。少し食指が動いて詳細を聞くと結局「売れてました!」という。だからさっき私が言ったでしょ!というわけでここもだめ。中古のオートマッチックを英国で探すのは難しいです。約90%の車はマニュアルです。私はマニュアルの味方ですが、、、
じゃあFORDかな?アメ車だしオートマもあるかも。FORD店に行くと予算を大幅にオーバーしたフォーカスがある。セールスマンは乗って見ろという。「値段が折り合わなければ、乗っても意味がない!」といっても聞く耳もたずに車を用意してくる。まあいいか、乗るは只だし、と思い乗ってみる。乗り心地は不満。80年代の日本車の雰囲気。タイヤのロードノイズは盛大に出る。フォードの車ってこんなだった? この車はいらないと言うとセールスマン氏は「オートマチックでこんないい車はめったにないから、決めないと損だ!」というから「他にいい車が出るか出ないかは誰もわからない」と言って帰ってきました。
次にVWとTOYOTAでも見てみるかと思いましたが近所にはディーラーが無いので無理。そこで近くにあるNISSANのディーラーに行きました。マイクラ(日本名マーチ)でもいいかと思いいってみるとマイクラは中古車でも高くて買えません。オートマチックの安い中古車は結局FORDのフォーカスだとのこと。やはり英国でオートマッチックを安く買うの無理なのか、、、とあきらめかかったときに、かみさんが「外にあったシトロエンC4よかったよ。オートマみたいだし、、」と言う。聞けば予算大幅にオーバー。でも店の人と粘り強く交渉するとと結構安くしてくれる。申し訳なけないと思いつつ約800ポンドディスカウントしてもらい購入可能な範囲に入ってきました。 試乗してみるとFORDより僕らにはあっている。イクステリアデザインは可愛らしく、インテリアも他の車と一線を画するものです。かみさんも大満足です。想像以上に安く買えたので嬉しいですが、シトロエンってこちらで人気ないのかなあ?
というわけで保険の手続きが取れ次第1週間以内には手に入る予定です。
(6)車のおまけ カーナビゲーション
かみさんのためにカーナビは必須と思い、TOMTOMのカーナビを買いました。今はやりのPNDの先駆けとなった製品です。非常に使い安い製品です。なれない土地で道路標識・案内も英語なので瞬時に読んで判断するのは難しいです。かみさんの安全運転のため必須アイテムと思います。これがあれば鬼嫁に金棒、いや鬼に金棒です。
以上がかみさんのために先ず準備したものです。
2008年2月7日木曜日
犬の海外渡航について(了)
時差の関係か違う環境に居るせいかCharlieの様子が多少変な感じもしますが元気です。もっとも私は半年Charlieに会っていなかったのでこれが普通かもしれませんが、、
今回Charlieの渡航を経験して感じたことなどを簡単にまとめてみたいと思います。
(1)手続きが大変
ペットの渡航については輸出側の検疫、輸入側の検疫、実際の移動手段等別々のことを調べて
段取りしないといけないので大変です。どのくらい大変かさえも最初にわからず走りながら調べるしかないです。全体を通したワークフローができていればいいのですがそんなものはありません。また言葉の問題もあり大変です。狂犬病や予防注射などを英語でどう言うか今回初めて知りました。しかし、私は渡航先が英国あったためPET TARVEL SCHEMEがしっかりしていたし言語も英語で助かりました。英語以外の言語で制度がしっかりしていない所だとどうなっていたかわかりません。もう少しなんとかならないものかと思います。
中山先生も「渡航までの手続きは非常に煩雑で、ご苦労されたと思います。もう少し解りやすく、また各国共通の様式などが整備されるべきではないかと考えております。」と言われています。
(2)費用が高い
とにかく費用がかかります。やはり航空運賃が一番高いのですが、国内移動の費用もばかになりません。国内移動は動物タクシーに依頼しましたができればレンタカーを利用したかったです。ところがレンタカーは大型犬は同乗不可能のであきらめました。これは愚痴ですが、動物に関しては供給が少ないので(需要も少ないかもしれないけど)取れるところから取ってやれ式の運賃設定に思えます。ペットは金持ちの道楽ではなく庶民の大事な家族です。運賃の適正化を望みます。
(3)適切なアドバイスをしてくれるところが少ない
航空会社、運送会社、旅行代理のどこに聞いても最初は適切なアドバイスが得られませんでした。私の場合中山犬猫病院で教えてもらったことを糸口に情報を探り、次に英国のANAの方から情報をいただきその後は芋づる式に情報をたどりました。動物渡航に関わる会社ならどの部署に問い合わせれば正しい情報が得られるかだけでも最初のアクセスで教えて欲しいものです。
(4)こんなことして意味あるの?(愚痴&冗談&詭弁なので読み流してください。)
確かに狂犬病は危険であり国民の健康を守るために動物の渡航管理は必要な制度だと思います。しかし最大の渡航数を誇る動物である人間にはどんな病気があるか寄生虫がいるかもチェックしないし、中にはテロリストという狂犬病感染犬よりはるかに危険な種類もいます。さらに鳥インフルエンザは国境を越える際に検疫のしようがありません。ペット以外のリスクのほうが遥かに大きいのにペットだけ規制しても意味がないと思います。
このグローバル化の時代に動物だけ渡航を厳しくすることに意味があるのでしょうか?
(5)人のありがたさを感じた
否定的なことばかり書いてきましたが、犬の渡航については人に聞いたりお願いして進めるしかないのでいろんな人とのやり取りがありました。みなさん親切で優しく対応してくれました。直接関わる獣医さん、検疫所、運送会社、宿泊施設等だけでなく行きずりの人の好意も非常に嬉しかったです。お役所仕事だろうと思っていた動物検疫所の方の対応は嬉しい驚きでした。ご協力・ご指導いただいたみなさん本当にありがとうございました。
(6)インターネットなかりせば
もう一つ、インターネットのありがたさです。ほとんどの情報はインターネットから入手できほとんどの手続きや問い合わせはメール経由で行うことができました。もし電話や郵便で行っていたと思うとめまいがしそうです。特に現地の人に電話するのは、検疫関係の用語に親しみがないこともありすごく大変そうです。もし10年前に犬の渡航を企てていたらもっと大変だったでしょう。
これから何年後かにCharlieを日本に連れて帰ることになりますが、その時Charlieは高齢になっているので長旅に耐えられるかわかりません。あるいは健在かもわかりません。しかしそれまで、せっかく来たスコットランドの生活を家族3人で大事に過ごしたいと思います。
これで渡航に関する記載は終わります。犬の渡航を予定されている方で情報が必要な方はご連絡いただければわかる範囲でご協力させていただきます。
2008年2月3日日曜日
犬の海外渡航について(20)
いよいよCharlieと再会!
NorthEast Cargoのオフィスを見つけて、「今日犬が届くはずだがここで受け取れるか?」と聞くと「ここがその場所だ。」とのこと。風のためフライトは1時間遅れです。なんだか映画で麻薬の取引をする場面に出てくるような雰囲気の所です。ここは人の出入りはなくオフィス内に2人の係員とわれわれだけ。車から降りる時には車のドアが風であおられてバタンと閉まったり、なかなか開かないくらいの強風。大丈夫だろうか?結局飛行機が着陸してから30分ほど強風のため扉が開かずさらに引き取りが遅れたのでした。いよいよCharlieが着いたようです。受け取りにサインをしました。倉庫のシャッターが開き中からCargoの人がCharlieを台車に乗せて現れた時は本当に感激しました。Charlieは元気そうです。思わず「Charlie!」とさけんでしまいました。
Charlieは写真のような木製のケージに入って現れました。すごく重いのでイギリス人の体格のいい男性二人かかりでも持ち上がらないのでフォークリフトでバンに積み込みました。家に向けて出発。Charlieは「クーァ クーァ」などと今まで聞いたことが無い声で何かを訴えかけています。家まで車で30分。必死に話かけて落ち着かせようとします。この30分の長かったこと。やっと家に着いておしっこをさせてシャンプーをしてくつろぐことができました。
長旅ご苦労さん。僕らの都合で大変な思いをさせてしまってごめんね。思ったより元気そう。精神的なストレスも無さそう。良かった。約8ヶ月にわたる準備をして無事Charlieを連れて来ることができました。心地良い疲労感を感じならがかみさんと祝杯をあげたが、疲れすぎてほとんど飲めない。でも本当に満足
2008年2月2日土曜日
犬の海外渡航について(19)
動物検疫所には8時10分頃到着。まだ検疫所の受付は施錠されているので外で待機。掃除をしているおじさんがCharlieがかわいいと言ってくれて「(ここで会っただけの)短い縁だったが気をつけて海外に行くんだよ」と言ってくれました。犬を軸にいろんな人と話ができます。
8時半少し前に検疫所に行くとドアが開いていました。私より先に申請をしている人がいました。「しまった先を越された!」 話を聞いてみるとこの人は動物運送の業者の人でドバイへ渡航する黒ラブを連れて来ていました。検疫終了後私と同じくN通運さんへ行くそうです。
動物検疫は、以下の手順です。
・持参した書類一式を提示
・検査の実施 → マイクロチップの読取りのみ
・動物検疫の書類の作成
8時25分頃受付して8時50分頃動物検疫完了。事前に書類をチェックしてもらっていたのでスムーズに行うことができました。手続きをしてくれた検疫官の方に「xxさんにメールで親切に対応していただきました。」というと「それは私です。」とのこと。重ねて御礼を言って動物検疫所を後にしました。検問所で記入した用紙に検疫所で確認印をもらって返却します。
N通運さんはすぐ近くです。通常の社員や職員の人たちと一緒にエレベータに乗ってオフィスまで行きます。オフィスの会議スペースに私とかみさんとCharlieが通されそこでさきほどの検疫の書類を含めて必要書類の一式を渡し、同意書受付完了です。犬が通常の人間と同じように扱われるのはなんか変な感じですが、飼主としては嬉しい限りです。ここでCharlieを預けるとロンドンで飛行機を降りるまでトイレに行けないので最後にビルの周りを歩いておしっこをさせました。その後再度エレベータでオフィスへ戻りました。エレベータでは、同乗した人が「麻薬探知犬ですか?業務ご苦労さまです。」と言っています。否定するのもなんなので「はあ、、」とあいまいな返事をしておきました。 Charlieとここで一旦さよならです。僕らが立ち去る時、背中に向かって「わん! わん!」とCharlieが吠えました。後ろ髪を引かれるというのは正にこのことです。頑張れよ!と心の中でつぶやきながらN通運さんを後にしました。
2008年2月1日金曜日
犬の海外渡航について(18)
昨日の雪とは違いいい天気です。本当に良かった。
フライトはANAのNH201便で犬のチェックインは9時頃する必要があります。
動物検疫所は8時半始まりなのでチェックインに間に合うよう1番に行って検疫を済ませることが必要です。そんな感じで逆算してホテル発7時20分のバスに乗って成田空港に向かう予定です。
ホテルでフライトのチェックインをし大きな荷物を預けて身軽な格好で動物検疫に行きます。ペットホテルから動物検疫所、N通運までの道はかみさんが下見をしてくれています。ホテルでのフライトのチェックインで手間取り二人揃ってホテルバスに乗れそうも無かったので私だけ先発しペットホテルに向いました。ペットホテルから左手にCharlieのリード、右手にケージを乗せたカートそして背中に私の手荷物を背負いペットホテルを後にし動物検疫所に向いました。かみさんがせっかく下見したのにそれを生かせず私がペットホテルの方に道を教えてもらい動物検疫所に移動しました。
ホテル前の広場から道路に出るまでに階段があり私一人では上がることができないので、ホテルの従業員の方が二人がかりで手伝ってくれました。このホテルは第二ターミナル内にあるホテルです。従業員の方が親切で施設内も動物の臭いがしないので快適です。従業員の方の人柄を見ているとペットを優しく扱ってくれていると確信します。
さて道を行く通勤の人から見るとなんとも変な格好のおじさんが歩いているわけで、みんなじろじろ見ます。でも不審そうな目ではなくほほえましそうな目で見ています。成田方面の勤労者の方々に仕事の前に面白い話題を与えることができてよかったと思います。
動物検疫所前には検問所があり、そこで氏名・訪問先・目的を記入しないと通してくれません。記入用紙に記入していると怖そうな警備のおじさんがCharlieのところをおそるおそるなぜたり、「犬は放さないように!」と言ったりです。Charlieに興味深々の様子です。検問所にIDカードを見せて通勤する人たちもCharlieを怖がる人やかわいいと言ってくれる人など多様です。
動物検疫後、再度検問所を通りN通運に行く予定です。ここへ来るまでに多少疲れてしまった私は、後で必ず取りにくるからケージを検問所の脇に置かせてくださいとお願いしました。多少ならいいよと言ってくれましたが、丁度その時かみさんが追いついてきたので二人でケージも持って動物検疫所に向いました。検疫所はすぐそこです。
犬の海外渡航について(17)
1月29日は雪。高速道路やJRなどに影響がでると困りますが問題ないようです。一安心です。
かみさんの妹さんが忙しい中手伝いに来てくれました。
家を人に貸さずに不在にするため水周りの凍結防止対策を業者にお願いしてやってもらいました。これが午前10時に完了。
午前10時頃、義妹に最寄の駅まで送ってもらいました。私は先発として成田のペットホテルのチェックイン準備をするためです。
午前11時頃、ペット輸送の動物タクシーが到着しCharlieが出発しました。かみさんのお母さんはCharlieが居なくなることと過酷な旅行のことを思い泣いていたそうです。
午後1時に、Charlieを送り出したかみさんが最後に移動。
このように我が家は全員ばらばらに自宅を後にしました。
午後4時前に私が成田のペットホテルでチェックイン準備を整えて、Charlieを動物タクシーから受け取りました。タクシーの運転手さんは、経験豊かな方で優しく運んでくれました。
それでも到着時Charlieはぶるぶる震えていました。長時間ケージに入ったままの移動はさすがに厳しかったのでしょう。
ペットホテルは、Charlieが到着するとスタッフのかたがたが暖かく迎えてくれました。
Charlieは5時間くらいトイレに行っていないのでケージから出すとおしっこするかもしれないのに、震えているのを見て「ケージから出してもいいですよ。おしっこしても掃除するから大丈夫。」と言ってくれました。案の定Charlieはホテルのロビーでおしっこをしちゃいましたが全く動じることもなく掃除をしていました。スタッフのお姉さんたちが来てCharlieのことを「大きいね、骨格のしっかりしたラブだね。かわいいね。」と言ってくれました。親の欲目ですがうちのCharlieは本当に可愛くて顔が大きいです。生後三ヶ月の時にかみさんより顔が大きかった!早川書房刊「マーリー」と同じ系列のラブです。
かみさんの成田到着が午後6時半。Charileに二人で面会した後、別のホテルに宿泊しました。
ついに賽は投げられたのです。
犬の海外渡航について(16)
それなのに・・・かみさんはあまり準備をしていなくて、「急がないと間に合わないよ!」と言ってもどこ吹く風の様子。僕がやろうと手を出すと「私が後でやるからいい!」と言って怒りだす始末。後でやる時間がもうないんだよ! 私も切れまくってしまいました。
そんな様子を見ていたCharlieは何か普段と違うことを察してきたようです。それまでは「ハウス!」と言うとケージに自分で入りましたがその頃は「ハウス!」で二階へ上がってしまうようになりました。フライト中はケージに入るので事前にケージに慣れておく必要があるので最近練習していました。ケージ、家の中の普段と違う様子などを総合してCharlieなりに推理をしてケージに入らないほうがいいと結論を出したのでしょう。
1月28日 午後(チェックイン予定の1月30日午前9時の40時間前)
獣医さんに行き マダニとエキノコックスの駆除を実施しEU証明書に記入してもらう。
狂犬病とレポトスピラ症にかかっていないことの診断証明書を作成してもらう。
これですべての書類と処置が完了
3年後にCharlieは日本への旅に耐えることができるか?獣医さんは「Charlieは健康なので大丈夫でしょう」と言ってくれました。
明日(1月29日)はいよいよ成田への移動です。
犬の海外渡航について(15)
1月19日に日本に帰国。
Charlieと半年振りの再開です。かみさんとはほとんど毎日電話で話しをしているし、2度スコットランドに来たのでそれほど会いたいとは思いませんが、Charlieとはこの半年一度も会ったことがありません。だから凄く会いたいし、会ったときのリアクションが気になります。 再開のシーンが夢にまで出てきます。
いよいよ再開です!Charlieが玄関で待っていてくれると思っていましたが実際は二階のベッドですやすや眠っていました。でも久しぶりに会ってもちゃんと私のことを覚えていました。しばらく一緒にじゃれあって再開を楽しみました。もちろんかみさんとも再会の乾杯をしました。
Charlieはこれから過酷な数日間が待っているとも知らずにぬくぬくとしています。