2009年8月5日水曜日

プロジェクタ内蔵デジカメ ニコンから

ニコンからプロジェクタ内蔵デジカメが発売された。
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/whatsnew/2009/0804_coolpixs640_01.htm
カメラに関してはニコンは正統派というイメージだったのでこのようなカメラがニコンから発売されたことに、少々驚いた。

カメラにプロジェクタを内蔵するというのは平凡な私の頭では考えつかなかった。
先ず技術的に難しいような気がする。カメラの光学系とプロジェクタの光学系は似て非なるものなので共通部品を使うことは難しいのではないか?つまり2系統の光学機能を限られたスペースに搭載しないとならない。実際プロジェクタ用の窓とカメラ用の窓の二つが付いている。ひょっとしたらフラッシュ用の光源にLEDを使いプロジェクタの光源と共用しているかもしれないが不明だ。

ユースケースを考えてみるとピンと来ない。カメラで撮影した映像を複数の人間が一緒に見ることが主なユースケースだと思う。しかしこのユースケースが有効なのは暗くて白い壁があってTVやPCが無い場合だ。このような状態はあるのか?キャンプでテントの壁に投影する?あまりプロジェクタの活躍する機会は無いように思う。少なくとも私はあまり必要性や魅力は感じない。よくこの企画がニコンで通ったと思う。

次のステップとしてプロジェクタの機能を強化するための布石として今回の製品が開発されたのではないかと推測する。
例えば
①PCとUSBで接続してPCのデータを投影するデータプロジェクタ機能の実現
②より高輝度なプロジェクタによりプロジェクタとしての汎用性を高める
③プロジェクタ画面をカメラ部で検出して画質補正

次のステップで主導権を握るために「世界初」の称号が欲しかったのか?でもカメラとプロジェクタが一緒である必要性は少ないと思う。

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