2009年8月31日月曜日

民主党圧勝で政権交代

昨日は夕方から選挙の放送をずっと見ていた。衛星放送で視聴できる日本放送でリアルタイムでやっていたのだ。日本時間の8pm頃には出口調査の結果から民主党の圧勝との予測が伝えられていた。結果としては民主党が308議席を獲得した。ここまでの議席を獲得するとは,,, 小選挙区制によるとしても凄い。

民主党のマニフェストに疑問はあるし、小沢の政治資金規正法や鳩山の故人献金や相続税の問題があったにもかかわらず民主党を選択した。国民が自民党の今までの政治に嫌気がさして変えたいという気持ちが優ったのだ。そして54年もの長く続いた政治を変えたいと考えた。どんな組織でも長く続けば癒着やムダは発生する。ましてや金と権力を握っている政治なのだから政・官・財の癒着は当然だしムダの額も凄いだろう。

民主党とていずれ同じことが起きる。そういう意味でも時々大掃除をしないといけない。二大政党制にはそういう意味もあると思う。

民主党がマニフェストを実現するためには大きな障害があるだろうし、実現困難なものもあると思う。その時にどうやって解決して行くのか?民主党は右派から左派まで居て意見をまとめるのが大変だ。また小沢の辞任問題の時にも露呈したように自由に意見を言う風土が無さそうだ。体質改善してちゃんと意見が言えるようにし、また支持団体ではなく国民の立場に立って議論して欲しい。

またマニフェストでは避けていた外交・防衛・国際貢献の問題はこれから議論が始まる。臭いものにフタでは無く真摯に議論してもらいたいものだ。

来年の参議院選挙までに結果を出さないと再びねじれ国会となる可能性もある。すると今までと同じように国会は政策より政局に利用される場となってしまう。民主党は2/3を数の暴力だと言って非難したので民主党は2/3を(できるだけ)使わないと言っている。いずれにしても国会の審議の能率は大きく落ちる。そろそろ参議院制を見直したほうが良いのではないか?英国は貴族院が否決しても2/3に関係なくHouse of Commonの議決が優先される。ただしこの場合に法律が成立するには1ヶ月とか13ヶ月時間がかかるのは問題だが、、

民主党は積極的に選択されたのでは無く、消去法によって選ばれたということを肝に銘じてやって欲しい。そして次回は積極的に選択されるように実績を積んで欲しい。

自民党は民主党を引っ張りおろすのではなく、政策で民主党を凌駕する政党として再生し二大政党制を実現して欲しい。自民党も今までのように組織票に頼ることはできないので大変だと思うが組織票に頼る時代は終わったと思う。
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