スイングジャーナルのJAZZディスク大賞は上原ひろみのPlace to beになった。このCDは日本に帰ってすぐ買った。
非常にいいアルバムだと思う。曲が組曲のように構成され、個々の曲も良いがアルバムを通して聴いた時により大きな感動を得られる。曲はひろみにしてはメロディックでありテクニック偏重な感じをうけない。ひろみとしては一皮むけたアルバムだと思う。
しかし一方でこれが大賞?という感じもする。昨年の主要アルバムをあまり聴いていないので比較できないがこれが大賞なら全般的にJAZZアルバムの質はかつてに比べると少々物足りない。
以前は音楽を聴くと背筋がぞくっとするとか、ぶるぶるっと震えて寒ささえ覚えるようなアルバムがあった。残念ながらPlace to be は心地いいけど凄みを感じさせる領域にはまだ到達していないように思う。
などと生意気なことを書いてしまったが、上に書いたようにアルバム全体の構成が考えられた素晴らしいアルバムだと思う。
ひろみのさらなる活躍を期待する。
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿