2008年11月14日金曜日

Scotlandの景気について

世界中が不景気な中、幸いなことに私の周りには直接の影響は今のところない。
しかしScotlandもマクロでは不景気になってきている。

・UKの失業率は5.8%になった。これは過去10年で最大
・Scotlandの住宅価格がこの3ヶ月で4%ほど下落。下がることは過去16年で初めて。Englandはかなり早くから下がっていたがScotlandも下がった。
・BTが約10,000人の人員整理、RBSが3,000人の人員整理を発表。
・UKの金利を4.5%から3%に下げたがさらに利下げの予想。(数字はうろ覚え)

これからUKの経済状況はかなりひどいことになるのではないかと予想される。
EUが形成されUKにはかなり多くのEU内の人が移住している。これから失業率がさらに上昇すると先ず移住した人たちが職を失うことになるだろう。労働法により国籍、年齢、宗教による差別は無いはずだが実際にはあるようだ。様々な問題がこれから浮き彫りになってくると思う。

まちがいもあると思うが勝手に書かせてもらう。

・今の世の中は主にアジアで工業製品の供給量が需要を上回るスピードで増えた。
・この生産は主にアメリカの異常(借金ベースの)な需要により支えられた。
・アメリカの異常な消費(=債権)は異常な金融商品を生んだ。
・ヨーロッパは域内での生産と消費のバランスが比較的取れていた。しかしアジアからの
 輸入やアメリカへの輸出は多いので無関係ではない。
・BRICSも世界経済に影響するほどの輸入超過ができる国ではない。
・アジア、欧州からアメリカへの商品の輸出とアメリカから世界各国への金融派生商品
 の流れが世界経済を成長させた。つまりアメリカは金融派生商品により貿易赤字を相殺
 してきた。
・別に通奏低音のようにあるのが中東から世界へのOilの流れとアメリカから各国へ
 の食料の流れである。
・この流れのどこかで問題が起こると借金ビジネスはキャッシュフロー不足でいき詰まる。
 この問題を起こしたのはBushだと思うのだが、、
・すると金融商品はさっと引いて別の所に行くので影響がすごく増幅される。

世界はアメリカの軍事力と消費力に依存しすぎた。以前は日本・欧州だけがアメリカにおんぶしていた。欧州がちょっと降りたが今は中国、韓国などが皆おんぶしている。しかし地球はアメリカ一国でまかなえる規模ではなくなった。

EUは早くからアメリカに依存しない経済圏をめざし成功したかに思えたが今回は大きな影響を受けてしまった。

アジアはアメリカへの依存度が非常に高いので影響を大きく受ける。中国の状況を想像すると恐ろしい。共産党政権の崩壊もあるかも?アメリカ一国に依存しないためにアジアは今後EUのような経済圏の形成をめざすべきだろう。(実現にあたっては個別の問題はあるが)

北米、欧州、アジア、中東(欧州に含むべきか?)そしてアフリカの各FTA圏が域内で活発な交易をして各FTA圏同志は緩やかな(=少ない貿易量で収支はイーブン)交易をするようにすべきだ。そのためにはアフリカに対する世界の支援が必要だ。 というのはずっと前から言われているけど、、

なかなか難しい議論だが、こういう議論って欧州の人たちは得意なんだよね。だからブラウン首相とかメルケル首相とかサルコジ大統領とか最近頑張っているよね。
日本やアジアも頑張らないと、、

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