2009年1月31日土曜日

Charlie スコットッランド到着1周年

 このブログのタイトルになっているCharlieとスコットランド。Charlieがここに来たのが去年の今日(1/31)だ。つまりCharlie到着前は嘘のタイトルであったのだ。(準備期間ということで、、、)

http://tkmtet.blogspot.com/2008/02/20.html

 かみさんと去年のこの日のことを話しCharlieとの生活を思い出していた。結構大変だったのだ。
 そんなことを考えながら今日の散歩はいつものように丘の上に行った。天気がよく気温も5-6℃で春のような感じだ。気持ちいい!
 
 いつもの野原や森もこころなしか春のきざしが感じられる。


 
 Charlie! こちらの生活が大好きみたい。
 日本ではおばあちゃんがいつも可愛がってくれたけど会えなくて寂しいね。

 

 Charlie 1年おめでとう!



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景気の動向~食べもの

 英国でも景気の悪化が著しい。 2008年10-12月のGDPは-1.5%。2四半期続けてのダウン。

 RBS(Royal Bank of Soctland)は政府の持ち株率が70%になったとか損失が280億ポンド(=3.5兆円)とか言われている。ちなみに私の銀行口座はRBS。政府保有だからつぶれないとは思うが、、 英国の日産、ホンダも工場を休んだり人員削減する。

 一方日本でもSONY、トヨタに続いて日立、NECも大きな赤字だ。本当にとどまるところ知らない状況だ。
 かく言う私の会社も例外ではない。かなり厳しい状況になっている。入社して以来最も困難な時期かもしれない。海外拠点は成果が上がらないと見直しの対象に真っ先になるのは必至だ。対応策は進めているが景気後退の速度が早すぎて対応しきれていないのが現状だ。

 そうは言っても悩んでばかりでは仕方ないので今日はGlasgowに行ってきた。中華マーケットで食材の購入をするためと我々が気に入っているイタリアン・レストランで美味しいスパゲッティを食べるためだ。

 このレストランのシーフード・スパゲッティは最高だ。ムール貝、海老、イカ、蛸などが入った美味しいトマトソース。こちらでこれだけの食材を買って自分で調理するのほうがずっと高いのでこれは外食するに限る。

 中華マーケットでは初めて米を買った。我々は渡航して1年(私は1年半)経つがほとんど米を食べず過ごしてきた。でもかみさんがそろそろ米を食べたいと言い出した。
 カリフォルニア産の中粒米(middle garin)10kgで約20ポンド。高いのか安いのかわからないが記念すべき初めての米購入だ。私は個人的には長粒米(Long Grain)を食べたいけどね、、  


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2009年1月30日金曜日

Mother in law jokes

 昼飯を会社の仲間と食べながら色々と話した。ポーランドから来ている同僚のガールフレンドのお母さんが今エジンバラに来ていて一週間いるそうだ。
そんなことからMother in law jokesの話しになった。Jokeのネタとしては義理の母が格好のターゲットになっているようだ。

 日本で一般的なJokeは?と聞かれてこたえられなかった。欧米のようなJokeは日本には少ないかもしれない。古典落語の妙を英語説明するのは難しいし、、今のお笑いは恥ずかしいし、、

Mother in law jokesを調べてみた。 山ほどあるが最初に目についた2つを書く。

Joke1
キリスト教の勉強会であと4週間で死ぬとしたらどうする?という会話
生徒1「4週間キリストの教えを説いてまわります。」
先生「なんと賞賛すべきことでしょう!」
生徒2「4週間家族、仲間、教会に尽くします。」
先生「素晴らしい!」
生徒3「私は義理の母と一緒に旅に出ます。」
皆「何故?」
生徒3「それは耐え難いほど長い日々になるからです。」

Joke2
神様が3つのお願いをかなえてあげると言いました。でも義理の母にはあなたの2倍かなえます。なにが望み?
彼「10億ポンドください」
神様「わかった。でも義理の母には20億ポンド与える。」
彼「地中海の島を一ください」
神様「わかった。義理の母には2つ与える」
彼「最後の願いは、私を半殺しになるまで殴ってください。。。」

 どのような歴史、国民性があるかわからないが欧州の国は義理の母に対して畏敬の念を持っているようだ。特にイタリアンママなどはその典型だ。

 日本はちょっと違う。「日本では義理の母と話しをするときより義理の父と話しをするときのほうがNervousになるよ。」と話しをした。彼らは少し意外な様子だった。まあ私も意外だが、、

 話しをするたびに少々緊張し、また尊敬していた義理の父は2000年に亡くなった。
生きていれば我々が欧州で生活していることをきっと喜んでくれただろう、とかみさんと時々話しをする。


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Charlie今日はどうだった?

VETに行きまだ下痢が治って居ないことや普段の様子を話した。

丁寧に触診をしていたが肝臓がちょっと硬いとのこと。下痢と関係があるかわからないが一度スキャンをしてみたほうが良いという。来週の火曜日にもう一度来ることにした。

スキャンでは麻酔(anesthesia)をするので朝9時に連れて来て夕方5-6時頃連れて帰る。以前の手術の時と同じだ。

今回薬が効かなかったので感染症(infection)ではないと思われる。火曜日に血液検査や場合によっては便の検査をして原因を調べるとのこと。


今日もIntestinal dietのごはんを渡された。これでもう1週間Charlieは苦しいdietをしなければならない。でも先生からnot too muchならビスケットをやってもいいよと言われたのでちょっと安心。



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渡航一周年

1月30日はかみさんの渡航一周年だ。
昨年の今日かみさん、Charlieと共にスコットランドへ来たのだ。
Charlieはロンドンのペット輸入業者のところで一泊していた。Charlieと再開するにはもう1日待つ必要があった。

かみさんは1年の間にこちらの生活にかなり慣れて来たが英語がまだ十分使えない。
頑張ってね。

それにしても一年の経つのはなんと早いことか!そして2009年になったと思ったらもう1ヶ月が経つ。

一瞬一瞬を大切にして過ごさないと、、、

2009年1月29日木曜日

Charlieは疲れ気味

明日Charlieを連れてVETに行く。薬を服用した後の様子を見るためだ。
薬を処方してもらって一週間飲んでいるがまだ下痢が続いている。
Charlieはこの所元気が無いので心配だ。年齢によるものか、空腹だからか、はたまた病気のせいなのか?
いずれにしても明日先生に相談してみよう。

2009年1月28日水曜日

数学

 あー怖いものだ。
 
 私の仕事は一応技術系で理系の仕事だ。でも私の仕事はだいたい加減乗除で済んでしまう。掛け算や割り算を対数を取ることで足し算や引き算にする。微分や積分をラプラス変換やz変換で四則演算にする。そうやって計算を楽にしている。 デジタル時代は仮に計算要素があってもライブラリとして扱い自分のその中身を計算することは少ない。

 Scotlandに来て以前よりは数学に近い仕事をして居るが私が開発しているわけではない。過去の経験によりなんとなく理解して「うーん、行列計算ね!」「これはFFTして対数してDCTね!」とイメージで捕らえているだけである。自分で計算したことは無い。それに今のエンジニアは自分で計算しない。Matlabという計算するソフトにやらせるのだ。ひょっとして今のエンジニアもあまり私と変わらないかもしれん。

 そんなわけでこちらのエンジニアとはまあそれなりに話しが通じている。

 今日、仕事の都合で電気回路の基本的な動作を計算しようと思いエクスポーネンシャル(exp)の積分をしようと思ったら全く頭も手も動かないことに気づいた。なんなんだこれはー!という感じ。ぼけて来たのか? でもいままで何十年も使っていなければ忘れるのは当然だよね。

 Webを見ていたら下記サイトがあったので今日はここで高校1年の数学をやってみた。
http://www.kwansei.ac.jp/hs/z90010/hyousi/2106.htm
 
 2時間ほどで高校1年の数学は終わったがまたまたショック!高校1年の数学でも忘れていたことがある。というか、数学の思考過程が頭の中から消えている。証明問題を解くのにすごく時間がかかり迷ってしまうのだ。

 30年くらい四則演算以外の数学を使わない生活を続けてきた。こうなってしまうのも無理はない。数学的な思考をを取り戻さないと、 まずは高校の数学を復習し頭を鍛えなおそうと思う。

 で仕事の計算は?それはエンジニアが得意ないいかげんな近似計算でごまかしました。。。

2009年1月27日火曜日

Charileその後

 Charlieのお腹の調子が悪いので食事療法をしている。
http://tkmtet.blogspot.com/2009/01/charlie_24.html
 Eukanuba Intestinalというドッグフードを1日245gだけ食べている。これは腸内を綺麗にする食事のようだ。
 しかしこれは今までの約半分だ。Charlieがひもじそうで可哀想。我々が食事をしている時は恨めしそうに見ている。「ごはんくれ!」と訴えるわけではなくひたすら耐えているのがけなげだ。かみさんは「Charlieのあばら骨が出て来た!」と心配している。
 そこで食事の量を少々増やした。今は245gの2割増しくらい。
 
 いつもやっている食事はどの程度が適正な量なのか見ていなかったので今日見てみた。すると280g/Dayだそうだ。いままでは400gくらいやって居た。その他にビスケットやガムも食べていたから食べすぎだったのだ。 でも体重は33-35kgで太ってはいない。
 
 本当に280gで大丈夫なのだろうか?痩せすぎてしまうのではないか?

 いずれにしても、Charlieの食事の量は様子を見ながら少しずつ減らしてみよう。

 





2009年1月26日月曜日

リスニング検定(2)

 先日リスニング検定のことを書いた。
http://tkmtet.blogspot.com/2009/01/blog-post_23.html
 リスニング検定の回答が書いてあるステレオサウンドの最新号がそろそろ届く予定だったので駆け込みで行ったのだ。
 今日ステレオサウンドが届いたので答えあわせをしてみた。全問正解だった。スペアナを使いカンニングをしたのでフェアーでは無いが、結果的にはスペアナを使わずとも合っていた。またスペアナの解析結果では違いが分からないものが耳で聞いたら瞬時にわかったものもある。一つだけどうしてもわからないものがあったがこれは消去法で結果的に正解であった。

 人間の五感はまだまだ機械よりは優れている。例えば周波数特性を機械が調べるためにはFFT分析をするが、どの期間をFFTするかで結果が変わってしまう。人間はどの部分を聞いてもある程度正確に判断できる。この違いはなんなのだろう。人間の耳、神経そして脳の機能によるものだが良くわからない。

 人間の感覚をコンピュータで肩代わりする技術は実は私の仕事に関係している。確立された理論や技術を元に商品を作るだけでなく、もうちょっと人間の感覚に近い部分の勉強もしてみたい。

2009年1月25日日曜日

ロバート・バーンズ生誕250年

 TVでロバート・バーンズ生誕250年などと放送している。ロバート・バーンズって名前だけは知っているけど良く知らないので調べてみた。
 1759年の1月25日が誕生日だ。それで今日さかんに放送していたのか、、

 彼はスコットランドの詩人で代表作は「Tam o'Shanter」とのことだが私は読んだことが無い。でも「蛍の光」や「故郷の空」の作詞者として有名だ。
 当然原作は蛍の光ではなく、Auld lang syneという。歌詞は日本で歌われているものとは違い、旧友との友情のために杯を乾そうというような内容だ。(マーラーの大地の歌の歌詞のようなイメージだ)
 
 スコットランド語を使った詩作をしスコットランドのナショナリズムを高揚させたこともあるのだろう。今でもスコットランドを代表する詩人として国民から敬愛されている。

 いずれもWikiの受け売りだが今度は彼も本でも読んでみたい。

2009年1月24日土曜日

フィールドスピーカー

 フィールドスピーカーと言っても何のことかわからない人も居ると思う。フィールドスピーカーとは電磁石を使ったスピーカーのことである。スピーカーは磁石の枠の中にコイルがありコイルに電流が流れると磁界から力を受けてコイルが動く。(右手か左手か忘れたがフレミングの法則 ちなみにフレミングは英国人)コイルが動くとコイルに取り付けた振動板が動いて音が出る。

 現在はスピーカーには永久磁石を使っているが50年くらい前は良質な永久磁石が無く電磁石を使っていた。電磁石を使ったスピーカーのことをフィールスピーカーと呼ぶ。 だからフィールドスピーカーには磁石の電源が必要なのだ。この電源をフィールド・エキサイターと呼ぶ。

 私は10年くらい前にサウンドパーツでフィールドスピーカーの音を聞いてビックリして購入した。
http://www7.ocn.ne.jp/~soundprt/
 それは私が生まれる前に製造されたテレフンケンの20cm位のスピーカーであった。後面開放の箱を作って聞いたがそれは生き生きとしたスピード感のある音であった。その後いろんな人がフィールドスピーカーはスピード感があると言っているのを聞いたのこれがフィールドスピーカーの一般的な特長だと考えてよいだろう。スピード感というのは別の言葉で言えば初動感度と言ってもいいと思う。

 テレフンケン製のそのスピーカーはベークライトのセンターダンパーが割れてしまい修理ができず残念ながら使うことができなくなった。サウンドパーツで壊れたスピーカーを下取りしてくれた。そして代わりに少々グレードの下がるフィールドスピーカーを購入した。

 このスピーカーではテレフンケンほどの感激を味わっていない。忙しくて電磁石の電流の調整などできていないからだと思うが、、、構造が悪いのか状態が悪いのか、、、

 今考えてもテレフンケンの音は凄かった。

 何故フィールドスピーカーが良いのか私なりの考えを書いてみる。
 フィールドスピーカーが製造された当時はアンプの出力は数ワットがせいぜい。その程度のパワーで十分な音量が出ることが第一優先であり周波数特性などは二の次であった。

 今のスピーカーは周波数特性、歪特性などが第一優先であり小電力で大きな音が出ることは二の次だ。何故なら100w以上のアンプを作ることは技術的に容易になったからだ。
 低い周波数まで歪がなく音を出すためには振動板が変形せずに前後に大きく振動しなければならない。そのためには振動板を強くしなければならず結果として重くなる。重いものを動かすには大きな電力が必要である。その他にもスピーカーの小型化の要求などの要因が重なり尻が重くなってしまったのが現代のスピーカーだ。でも上記のようにアンプは大出力になったから問題ないと言われている。

 現代スピーカーの音に慣れているとフィールドスピーカーはすごくスピーディーに感じる。フットワークが良いというか反応がいいというか。周波数特性が広くなくても、歪が少々多くてもそれを補ってあまりある魅力がある。だいたい周波数特性なんて部屋による影響のほうが大きいからスピーカーの特性が少々良くてもマスクされてしまうのだ。また超低音が無くても人間は脳で補って聴くことができる。だから能率を第一優先にするのは正しいのかもしれない。

 スピーカーに限らず通常いろんな要素がある場合、あるものを良くしようとすると他の要素は悪くなる。全てを高いレベルで実現しようとして高度な?妥協をするのが今の技術の方向性だ。でも割り切って一つの特性だけ尖がったものを作るというアプローチもある。
 今の仕事でもそんな方向で物づくりをしてお客さんにアピールできるようなことを模索したいと考えているのだが。なかなか難しい、、




 

タイヤパンク

 2-3ヶ月に一度COSTCOにティッシュ、トイレットペーパー、洗剤など生活必需品を買いに行く。格安かというとそうでも無いが上質なものが比較的安く買えるので利用している。今日がその日だ。色々魅力的なものが置いてあるのでついつい買いすぎてしまう。私は買うと決めたものだけ買ってさっさと帰るたちだが、かみさんはあれもこれもと買い物を楽しむほうだ。今日はいつもより買いすぎてしまった。これから倹約しようとかみさんと話しつつ家に向かった。

 途中で車の調子がおかしいことに気づいた。走行音が大きく、ハンドルに振動が伝わってくる。タイヤになんらかの異常があると思われる。それでも完全なパンクでは無さそうなのでなんとかだましだまし走行して家の近くのスーパーまで来た。そこで車を降りて見てみるとなんとびっくり、後ろのタイヤがパンクしている。かなり空気が抜けてやばい状態だ。よくここまでたどり着けたものだ。

 道をはさんで向かい側に車の修理屋があり閉店の少し前に飛び込んだ。スーパーの駐車場から修理屋に行くまでの数10mはそれまでとは全く違いホイールが道路と接する音がする。
 遠心力とタイヤの温度上昇などでなんとかタイヤが保ったと思うがスーパーの駐車場までが限界でそこで力尽きたのだ。

 途中で走りながら心配になり何度となく止まってタイヤを確認しようと思ったがやめた。結果的に今回はそれが良かった。もし止まって見ていたらそこでおしまいだっただろう。
 
 幸いに1時間ほどで修理ができて良かった。修理屋の兄ちゃんたちが凄いスコットランド訛りで何を言っているか良く理解できなくて困ったけど、迅速に修理してくれて嬉しかった。

 今回はトラブルがあったけど凄くラッキーだった。感謝感謝。

2009年1月23日金曜日

新年会

  総領事の公邸で新年会があったのでかみさんと一緒に参加して来た。

公邸はキネランというエジンバラでも有数の高級住宅地だ。
一昨年赴任する前に公邸の隣のブロックにあるキネランの家を見に来た。家賃が予算よりはかなり高かく交渉しても安くならないので借りなかった。その家は、それはそれは素晴らしかった。下はその時の写真。  

 今まで仕事が忙しかったが昨日やっと試作品の開発がひと段落したので新年会に行くことができた。新年会にはスコットランドだけでなく北イングランドに住んでいる人も来て、知らない人ばかりであった。それでもかみさんは様々な人と知り合いになって嬉しかったようだ。またおせち料理も食べることができた。

 新年会の後買い物、食事をして帰る段になるとエジンバラから家に帰る時列車が運休になり(こちらは良くある)しかたなくタクシーで帰った。エジンバラのタクシーで帰ると40-50ポンドする。だからいつも地元のタクシーを呼ぶ。そうすると20-30ポンドで済む。今日はスクールバスが来た。エジンバラ方面に居たタクシー会社の車がたまたまスクールバスだったのだろう。空で帰るより客を乗せたほうがいいから差し向けたのだ。十数人乗りのバスにかみさんと二人で乗って帰った。もちろん運賃は普通のタクシーと同じ。

 今日は仕事もひと段落して休みが取れてよかった。でも来週から再び慌しい日が始まる。週末にしっかりと英気を養ってがんばるぞ。

Charlie お腹の具合が悪い

 この2週間以上Charlieが下痢気味である。いままでは下痢でも1-2日で直っていたが今回は長引いている。今まで様子を見ていたが心配になってVETに行った。

 いつも診てくれる女医のAnaではなくTalerさんが見てくれた。この先生もすごく優しくて親切な先生だ。

 色々調べてくれたが問題はないみたい。多分感染症だろうと言う。1週間分の薬とお腹にいいご飯を処方してもらい持ってきた。1週間はおやつもなし、処方されたご飯だけ食べる。その後もう一度いってチェックをするとのこと。

 いつも診てくれるAnaがCharlieのことを心配して色々と面倒を見てくれた。今ふと思い返すとAnaは診療所はやめるのかもしれないと思った。引継ぎのために色々と面倒を見てくれたのかも。ちょっと気になる。彼女はEngland出身だからいずれ帰るのだろう。Charlieのことをハンサムボーイと言ってくれた優しい先生だったのに、、

 Charlieはもう10歳だから体力が落ちている。今日は車に乗る時に後ろ足が引っかかり自力では乗れないので持ち上げた。日本に居た時は軽トラの荷台に縁を飛び越えて軽やかに(軽トラだけに)飛び乗っていたのに。人のことは言えない。私も以前に比べたら体の柔軟性と俊敏性は確実に落ちている。お互いに頑張ろう。

2009年1月22日木曜日

リスニング検定

ステレオサウンド168号にリスニング検定というCDの付録がついていた。

これは音楽のCDであるが、オリジナルと周波数特性が10種類の異なる方法で操作されたトラックが入っている。トラックと周波数操作の関係は開示されていない。
曲はモーツァルトのクラリネット協奏曲とボーカルの2曲入っている。
今日初めて聞いてみた。
10種類のうち8種類は多分分かったと思うが残りの2種類がよくわからない。

そこでスペクトラムを調べてみた。
クラリネット協奏曲のスペクトラムのものを示す。
これがオリジナルのスペクトラム。


これはハイカット。オリジナルと比べて高い周波数のレベルが落ちているのがわかる。
これはローブースト。200Hz以下のレベルがあがっている。
他にも色々あるが全部のせても意味が無いのでやめておく。
音を聞き・スペクトラムを見て気づいたこと。
-スピーカーが小型で低域があまり出ていないので低域の変化がわかりにくい。
-高域の変化は良くわかる。カットオフ周波数の違いはスペクトラムを見ても良くわからないが耳で聞くと一発でわかる。
-1kHzのブーストやカットが意外にわかりにく。もっと良くわかると思っていたのに。消去法で最後にこれだろうとわかった。
-管弦楽より、人間の声のほうが違いが分かりやすい。これは人間は人の声から様々な情報を受け取るために敏感だからだと思う。
-何故かコンプレッションがよくわからない。
でも音楽のスペクトラムはこんなに右肩下がりだったんだ。


2009年1月20日火曜日

オバマ大統領就任

歴史的な日だ。
まさか2年前に、いや1年前もオバマが大統領になるとは考えても居なかった。
当初は奇抜な政策で耳目を集めたが大統領に近づくにしたがい、普通の政策になってきた。
彼のこれからの経済、外交、社会保障などの政策をしっかり見て行きたい。
今日は忙しくて就任演説の一部をNEWSで聞いただけ。断片的に聞いた就任演説はすごく
わかりやすかった。 Bushの英語はほとんどわからなかったが、、
明日、新聞で読んでみようっと。

私はJazzが好きだ。Jazzの演奏家は多くが黒人だ。Jazzの歴史を見るとそれはそのまま黒人差別の歴史でもある。サッチモの話、ベニー・グッドマンが初めて黒人と競演した時こと、ビリー・ホリデイの奇妙な果実、チャールス・ミンガスのフォーバス知事の寓話、マックス・ローチのレジスタンス、モンクが受けた暴行事件、マイルスの逮捕事件云々。あっという間にこれらの事が頭の中を駆け巡る。

アメリカで黒人を含めた有色人種がいかにつらい目にあったかは彼らでないとわからない。でも上記を含めて過去の様々な出来事を本で読んだだけの私でもいままでの彼らの思いを考えるとオバマの大統領就任は本当に凄いと思う。

オバマの大統領就任の状況を日本に置き換えるとどんな状況に例えられるか書こうと思ったが誤解を招くといけないのでやめた。

今の世襲政治に象徴されるような日本ではアメリカのような状況では当面無理だろう。

先ずは表面的な感想でした。

2009年1月18日日曜日

アナログディスク

現在は音楽のパッケージとしてはCDが全盛である。一時期アナログディスクは全滅したかに見えたがこのところ、アナログディスク(LP、EPなど)の再生が復活しているようだ。

Audio機器としてアナログプレイヤーやカートリッジもしぶとく生産されている。というよりメーカは限定されているがどんどんと新製品が発表されている状態だ。

私自身もなんだかんだと言ってアナログ再生を絶やしたことがない。
学生時代初めてのレコードプレイヤーはマイクロのMR-211というモデルであった。
これは親から買ってもらった。感謝
その後良い音を求めて数台のプレイヤーを遍歴した。
同じマイクロのSOLID-5、YAMAHAのYP-D7(多分)などだ。またDENONのDP-3000にグレースのG-940というオイルダンプのアンプをつけたプレイヤーを自作した。これは現役で日本に置いてある。

これらのプレイヤーは多かれ少なかれ軸受けの擦れる音がしたりレコードの内周で音が悪くなるなどの不満があった。DP-3000はこれらの不満が比較的少なかったが最近はサーボがうまくかからず回転が安定しない、、、

1990年頃LinnのLP-12を購入した。もうアナログプレイヤーは使命を終えて今後進化することはないのでアナログプレイヤーは買い換えずにいようと思っていた。しかしAudioショップでLP-12の音を聴きその考えが一変し購入した。当時LP-12は今の値段から考えるとびっくりする位安くて私でもなんとか購入することができた。その後10年以上かけて少しずつUpgradeして来た。

LP-12はターンテーブルが回っていても擦れる音など全くしないし安定したプレイヤーで満足している。ただしプレイヤーのフローティング構造と床およびラックが形成する共振により歩くと針飛びが起こりこれが改善されていない。床に直置きか高さが30cm程度のラックなら良いが操作性が悪いのでやっていない。機械的な共振の分散などさせればいいと思うが妙案が浮かばない。

以上は私的な歴史であったが音楽メディアの歴史を振り返る。以下の年代は新方式が発売された年ではなく主流になって来たと思われる年なので解釈により前後する。各メディアはかなりの期間オーバーラップしている。

1925年~1955年(30年間)    SP時代   
1955年~1985年(30年間)    LP時代(1958年頃からステレオ開始)   
1985年~2009年(24年間)    CD時代

これを見て思うことは
①CDはあと5-6年で次のメディアにその座を譲る?
②各メディアの寿命はかなり綺麗にそろっている。
③昔のメディアとの共存の余地が残っている。
④次のメディアに主流はなんだろう?

各項目について簡単に説明する。

①CDはあと5-6年で次のメディアにその座を譲る?

歴史的な必然から考えると5-6年で衰退すると思う。しかし次の主流となるメディアが混沌としたまま決まらずCDは引き続き主流で居続けると思う。ただしこれは音楽を供給する人と聴く人の姿勢によるだろう。

CDの後を継ぐパッケージ形式のメディアは今のところ無い。SACDやDVDオーディオが候補だがこれが主流になるように思えない。またSACDやDVD以外の方式を開発しても採算が取れない。後継者として可能性が高いのはiTUNE Storeなどのネット配信である。AACやMP3程度の音質で良くて音楽を聴き捨てるような人が多くなればこのメディアがCDの後継者となるだろう。

しかし大事に音楽を聴きたい人が居る限りAACなどでは不満があるのでCDは残ると思う。レコード製作会社もDRMなしのFLAC等のフォーマットに全面的に移行することは望まないはずだ。販売店なども生き残りをかけて魅力的なパッケージメディアの開発や販売方法を考えるだろう。だからCDは意外と長生きするだろう。

上記の予想はずっと生き残ってもらいたいという期待も込めているので実際には主役の座を去ってしまうかもしれない。

②各メディアの寿命はかなり綺麗にそろっている。

年々技術革新が進んでいるので次々に新方式が開発されそうだが、見事に寿命が揃っている。特にCDは20年くらいで次のメディアに代わってもいいように見えるが、、、

結局これは技術だけでなく市場・業界との関係だと思う。市場・業界は頻繁なシステム変更を望まないし許さない。30年くらいが丁度世代交代するサイクルなのだろう。会社でも20代後半くらいから50代半ばくらいまでの30年が会社で核となって働く次期だ。音楽の聞き手も十代から音楽を聴き始めて40代位で音楽から離れる。もちろん一生聴き続ける人も居るが。また各メディアの録音・再生技術は10年~15年くらい試行錯誤して確立される。あまり早くメディアの変更をするとメディアの本領を発揮せずに終わってしまうことになる。大体30年位のサイクルでメディアを変更すれば業界も市場もそろそろいいかと納得するのだろう。でも今のように人間の寿命が延びて定年も延長するとメディアの寿命も延びるかも。

③昔のメディアとの共存の余地が残っている。

特に説明はしないがいまだに少数ながらSPの愛好者もいるようだし、メディア自体は残っているし、、

④次のメディアに主流はなんだろう?

有力候補の無い中で何が主流になるのか?私としてはパッケージメディアが主流で居て欲しいが  多分クラウドコンプーティングのサーバ上にそれぞれのレコード棚が有るという状態になってしまうかも、、、


2009年1月16日金曜日

飛行機事故

Officeの予算の目標値がやっと来た。これは予想していた通り。でもそれでは来期の活動ができない、、、とにかくこれから予算折衝。厳しいけと折衝。殺生?

さて殺生続きというわけではないが、アメリカで航空機が墜落したが搭乗者は無事だった。詳細は知らないが機長の巧みな操縦で助かった、機敏な救助活動が功を奏したということを言っている。 本当に良かった!おめでとう。

私が覚えているのはかつてポトマック川に旅客機が墜落した事故である。
間違っているかもしれないが、事故は機体に氷がついたので起きたと記憶している。その直後に米国に出張した時には事故の再発防止のためにいつも飛行が遅れた。再発防止として機体に氷が着くと温水をかけて解かしたのだ。温水をかけても飛行が遅れるとまた着氷するので再び温水をかけるといういたちごっこが続いていたような気がする。

今回の事故で先ず思いだしたのは上に書いた事故である。

家に帰ってからニュースを見ると墜落の原因は鳥がエンジンに巻き込まれたことらしい。私は青くなった。

私は飛行機大嫌い人間で、できることなら飛行機に乗りたくない。でも仕事で命令されるから仕方なく飛行機にのっている。特に着陸の際には神様仏様と祈っている小心ものだ。
その私が離着陸の時にいつも恐れていたのが鳥害だ。窓の外を見ながら鳥は居るかと確認していた。鳥がエンジン吸込まれたたら危ないと思ったからだ。ただ素人でも思いつくこのようなリスクの対策は既に取られているから心配ないと思っていた。むしろ鳥が機体に衝突して命を落とすことのほうが気がかりだった。

ところが鳥とエンジンが衝突するとあっけなく飛行機が墜落するという事実は衝撃!
これから何度も飛行機にのらなければならないのでさらに心配だ、、、
ポトマック墜落事故の時のように速やかに再発防止策をとってもらいたい。

それにしても今まで無防備だったのが信じられない。人間ってやはり楽観主義者だね。

2009年1月14日水曜日

AudioのChange

WadiaのiPOD用DOCやLinnのDSシリーズは私が興味を持っている分野である。
実際に私はLinnのSneaky DSを購入して使っている。

音元出版のWebによると今年のCESでもiPOD対応の機器が展示されているようだ。
Wadiaに続いて英国のCHORDもINDIGOというモデルでiPODからデジタルで信号を受けている。このような流れが大きくなって来たと実感する。

この流れはAudioとPCがより密接になっていく方向であり、Audioの上流はPC側に移って行く方向なのだと思う。

上流というのは高級という意味ではなく、信号の流れがプレイヤー → プリアンプ → パワーアンプ → スピーカーと川のように流れると考えた場合の上流側、すなわちプレイヤーの部分を指す。場合によってはプリアンプも含んでもいいだろう。下流というのはパワーアンプとスピーカーを指す。

LinnやWadiaの製品の発売は、将来Audioメーカーが上流部分をPC陣営に明け渡すきっかになると思う。しかし前にも書いたがLinnやWadiaがやらなくてもどこかが必ずやることだから、どうせ誰かがやるならイニシアチブを持ってやることをこれらのメーカーは決断したのだろう。

下流部分はいつまでたってもAudio陣営の独壇場だと思うので、PC陣営とAudio陣営の協力体制がこれから始まるのだと思う。この流れを一歩先に行っているのがONKYOである。大したものだ。

今までは中~高級Audioは非常に小さな市場だった。音楽を聴く人のほとんがiPODのようなプレイヤーやミニコンポで音楽を聴いていて、私のようなAudioに金をかけている人は少数派で白い目で見られていたのではないか?

Audioの鉄則として入り口で失われた情報はあとでは取り戻せないというのがある。だから入り口、すなわちPlayerに金をかけて来た。それがPCやiPODにより非常に安価に高性能なPlayerが実現できるようになる。

安価に上質な音源を手に入れたリスナーの中にはそれを最大限生かそうとする人も何割かは居るだろう。 上流部分のコストが下がるので従来の半分のコストで同等の音が得られるのだから。

Audio陣営は上流部分をPC陣営に明け渡す代わりに多くの下流ユーザーを獲得する可能性があるのだからそのための動きを始めなければならない。そしてそれこそAudio陣営の得意な土俵なのだからやりようによっては再度Audioメーカーの発展があると思う。

1980年代に不況産業に指定されたAudio業界。いまこそAudioのChangeだと思うが、

ピアノその後

昨年末にピアノの調律師が来た話は書いた。

http://tkmtet.blogspot.com/2008/12/blog-post_21.html

かみさんは毎日1-2時間ほど練習しているが1年近くブランクがあったのでなかなか元には戻らない。苦労しているようだ。地道に練習するしかない。

ピアノのレンタル料を11月分は直接支払ったが12月以降Direct debit(銀行口座引落し)の手続きをした。しかし12月分も1月分も引落とされていない。最後まで払わずに済めばいいがそんな旨い話は無いし、後でトラブルになるといけないので昨年ピアノ店に電話した。毎月12日引落としの筈なので今月はどうか調べてみるとやっぱり引落とされていない。
親切にもまた電話してやった。調べてみると言っていたが暢気なおじさんだ。

かみさんの知り合いが同じ店からピアノを借りているがある時突然引落としされなくなったという話しを聞いていた。これで良く商売しているもんだ。

2009年1月13日火曜日

真空管アンプ

真空管アンプが最近かなり復権している。一時絶滅危惧種であったのに大したものだ。

~1970年代
Audioアンプの自作というと真空管が幅を利かせていた。
私が初めて作ったパワーアンプが6CA10というNECの三極出力管のシングルアンプだった。 プリアンプは今は無きクリスキットが出していたマッキントッシュC22をCopyしたもの。
この時私は学生だったので金が無く6CA10のアンプを作っては壊し色々な回路に作り変えたものだ。
また友人に頼まれて何台かアンプを作った。その頃は作ることが大好なのにお金がないから自分のアンプは作れず友人のものを作るのが嬉しくて喜んで作ったものだ。

1980年代
日米で真空管の製造が終了したこともあり真空管自体の入手が非常に困難になった。特に日本オリジナルの6CA10/50CA10、6GA4.6RA8、6GB8などは海外のメーカで作っていないので製造中止になると価格は跳ね上がり数年でマーケットから消えてしまった。
海外の真空管もあまり雑誌の広告で見なくなり真空管は一時絶滅したかに思えた。

真空管アンプはその時代も「無線と実験」、「ラジオ技術」などの雑誌では粘り強く製作記事が発表されていた。 そういう意味では真空管が今あるのではこれらの雑誌のおかげでもある。

私は若気の至りでその頃は半導体アンプの製作に転向したので真空管がどうなるか気にもとめていなかった。Audioではほぼ絶滅した真空管がギターアンプでは需要があり6L6やEL34などの真空管がロシアなどで作られているという噂を聞いた程度である。

1990年代
この頃は中国、ロシア、チェコなどで真空管の生産が本格化し日本にも輸入されてきた。
サウンドパーツという店が地元にあることを知り行ってみた。
http://www7.ocn.ne.jp/~soundprt/
20年近く前に友人のために作った真空管アンプの修理のための部品を買うのが目的であった。
ほとんど無償(一杯飲ませてもらったが)で作った10年以上前のアンプではあるが自分で作ったからには修理依頼が来たら修理せねばなるまい。
そんな理由でサウンドパーツに行った。最初は真空管アンプには全く興味が無かったがだんだんと作ってみてもいいかなと思ってきた。

そこで20年ぶりに真空管アンプを作った。回路はサウンドパーツの完全プッシュプルタイプを少々自分でアレンジした6L6 ppである。この回路はオートトランスを使い初段で位相反転し全段ppなので回路が非常に綺麗だし理になかっている。またあまり高い球を使うのはいやでありふれた球で良い音をだしたかった。
音はそれまで使っていた半導体の自作アンプとかなり近い。入れ替えても大きな違いがない。使っているスピーカーの性格にもよるが良いアンプは方式が違っても出てくる音はそれほど違わないと思う。

その後サウンパーツから真空管プリアンプを購入して楽しんでいた。

2000年代
東京に単身赴任してiPODとBoseのパワーアンプとLinn Tukanで音楽を聴いていたが、もうちょっと音を良くしたいと思いサンオーディオの2A3シングルアンプのキットを購入して組み立てた。私が学生時代は2A3は幻の高級真空管だった。300Bなんてプロ用だから存在も知らなかった。2A3のアンプを所有できてうれしかった。
http://www2.big.or.jp/~sunaudio/

今英国に居てアンプの組み立てなど考えられない。部品の入手はままならないし、あまり荷物を増やしたくないからだ。 またこちらには日本のようなアンプDIYの雑誌はない。でもマニアは居て色々と楽しんでいるようだ。英国のマニアは日本のように恵まれていないのでこちらのマニアは本当に筋金入りなのだと思う。

産業的に考えて何故今真空管の製造が行われているか良くわからない。私なりに考えてみた。
日米西欧は既に真空管の製造を終了した。(Westernが300Bの製造をしているのは例外中の例外)とっくの昔に半導体に移行した。企業としてビジネス規模が少なくやる価値が無いと判断したからだ。
その頃中国、ロシアなどは経済のグローバル化にさらされる前で真空管の製造を開始・継続できた。当時これらの国は今より労働コストが安くまた西側の使用済の製造装置を安く導入できたので需要が少なくても十分な利益が得られたのだろう。これらの国では他の産業も発展途上なので真空管製造が選択と集中により切り捨てられることもなかった。
その後、世界の真空管の需要が増加したのでこれらの国で真空管製造業がビジネスとして成り立っている。
つまり経済のグローバル化、真空管と半導体のクロスオーバー、社会主義の崩壊そして真空管の需要増加が実に絶妙なタイミングで起こり真空管が生き延びていると考えられる。
要因の何かが崩れると真空管製造は難しくなり需給バランスが大きく変わるのだろう。

日本に帰ったら一台パワーアンプを作ってみたい。
作る場合には以下のようなものかな?

通常の真空管アンプの問題は
(1)電源のデカップリングに高抵抗が入っていて真空管に流れる電流により電圧変動が発生する
(2)プレートとグランド間の電圧を次段に伝送するがこれは信号電圧と電源電圧変動が合成された信号であり誤差(歪)を含んでいる
(3)かっこいいと思うデザインのアンプが少ない

そこで以下のような構成とする
(1)基本的には-サンドパーツの回路を踏襲して全段pp 全段ppはA級で動作させれば電源電流の変動が少ないの電源電圧の安定化にメリットがある。でもオートトランスによる位相反転にするかOpampを使った位相反転にするかは決めていない。オートトランスによる反転は芸が無いのでOpampを使い高精度な反転回路を組むのも面白いと思う。試作機で音を聞いて決める。
(2)問題点1の対策として
-電源に定電圧電源を使い電源電圧自体の変動を極力減らす。電源はNon-NFBタイプ
-カソードに定電流源を入れ差動とする これにより原理的に電流が変動しないので電圧変動も起きない。 ちなみにサウンドパーツではプレートにチョークを入れて定電流化している。半導体による定電流がいいか、プレートチョークがいいかは聞き比べてみたい。
(3)問題点2の対策として
-真空管のプレート電圧を次段に伝送するのではなくプレート電流を次段に伝送する。そのために半導体のカレントミラーを使ったV/I変換回路で次段に信号を伝送する。高電圧なのでどのトランジスタを選択するかが音質に大きな影響を与えると思う。
(4)かっこ良く作る
あこがれのアンプは往年のギャラリーQの300Bシングルアンプ。このような佇まいのアンプにしたい。 LuxのOY型トランスが入手できればいいのだが、、、

2009年1月11日日曜日

Linn Sneaky DS Studio Master Quality

久し振りにオーディオネタ。
Linn DSシリーズの良さはCDのDataを正確に取込んで、読み取りに起因する音質劣化を無くすだけではない。
CD Quality(16bit 44.1kHz)を超えるStudio Master Quality(24bit 96kHzなど)の音源をLinn Recordなどから入手できることがもう一つの魅力だ。
http://www.linnrecords.com/index.aspx

先ずStudio Master Qualityがどの程度よいか試してみるためにワグナーの「トリスタンとイゾルデ」を購入してみた。フォーマットとしては最上のもので24bit 196kHzである。
http://www.linnrecords.com/catalogue.aspx?format=high&sort=releasedate&order=desc

CD Qualityとの差を比較するためこの中の一楽章だけCD Qualityのものも購入した。

聴いて見た。Studio Master Qualityのほうが音の肌理が細かい。例えばオーボエの音色がすごく滑らかである。弦の響きも自然。あきらかにStudio Master Qualityのほうが上質な音だ。
かみさんにも聞いてもらった。かみさんも同じ意見だった。しかしかみさんはCD Qualityのほうが好きだという。確かにオーボエの響きはCDのほうがざらついた様に聞こえるがリードの状態が違えばこんな音色もあるだろう。私は先入観がありStudio Master Qualityのほうが良いと思ったが、どちらがいいかと聞かれれば確かに好みの差の範囲内だ。
弦の音色もCDのほうがわずかにぎこちなく聞こえるが実在感があるとも言える。

今度は違う楽器や音楽で確かめてみたい。

比較しながら思った。
二つのフォーマットを切り替えながら注意して比較したので、その差が判ったがそうでなければ違いを判別するのは難しい。またCDフォーマットだけ聴いていればそれでも十分楽しめるし音楽に感動する。

Studio Master Qualityのほうが実際の音の近いのかもしれない。本当の音に近いことはAudioとしては意味があるが音楽としてはどうか?本当の音から遠くても演奏が魅力的に聞こえればそれがいいのではないか?

その後聞いたJacoの演奏は LP →wav →aac128kbps→FLACというもので音のクオリティは明らかに劣る。しかし演奏が良いので音楽として凄く感動する。

いくら音質が良くても魅力的な演奏でないと感動がない。

これから高音質かつ素晴らしい演奏が提供されるか?それが一番の問題だ。

Audioって意味ないんじゃないの?という声も聞こえてくる。しかし現状のフォーマットの中でできるだけいい音質で聴くために高品質なAudio機器は必要だ。また高音質でエキサイティングが演奏が現れる時のためにインフラとして準備しておくという意味でも超CDフォーマットのAudio機器は重要だ。

2009年1月9日金曜日

カレンダー

日本に居るとおつきあいしている会社や店などからカレンダーをいただきカレンダーに困ることがない。こちらではカレンダーを送る習慣が無いことはないが日本よりは稀である。

したがって私は会社で使うカレンダーと家で使うカレンダーを各一個Getしただけである。

家のカレンダーはかみさんに確保されてしまったので他の部屋にかけるカレンダーが無い。

街で年末にカレンダーを半額で売っていたが年が明けたらもっと安くなるかもしれないと思い買わなかった。年が明けても安くならず半額のままだった。でも欲しいと思っていたカレンダーは売切てしまった。

でも最近は便利なのもので検索エンジンで「カレンダー」と打って検索するとすぐに無料でダウンロードできるカレンダーが見つかる。私は以下のサイトからカレンダーをダウンロードして印刷して壁に貼った。A3サイズだともっといいが贅沢は言わない。

http://www.calendarbank.net/

これで今年1年乗り切ろう!

2009年1月7日水曜日

Charlie 誕生日

今日(1月7日)はCharlieの10歳の誕生日。
おめでとう! いつまでも元気いてね。
蝶ネクタイでおめかし?
誕生日の特別料理 いつものごはんの上に鶏肉、ビーフジャーキーをサービス。

2009年1月6日火曜日

奇跡のリンゴ

”奇跡のリンゴ”とい本を読んだ。
無農薬、無肥料でリンゴを栽培する青森県の農家の木村さんの話だ。 リンゴは非常に手がかかる作物である。
冬は剪定、春は花摘、初夏は摘果、秋はリンゴに万遍なく陽があたるように果実の向きを変える。そしてその間に2週間に一度づつ消毒を行う。 実がついてから台風でも来たら眠れない。

かみさんの実家が小さなリンゴ畑を持っていて私も少々手伝いをした。ただ手伝っていただけなので消毒の多さにびっくりしてなんとかならないかと思ったものの、そういうものなんだと納得してしまった。

青森県の木村さんは無農薬で栽培することに挑んだ人だ。その過程たるや大変なものである。リンゴは1年に一度しか方法が正しいか検証できないため、4枚ある畑を全て無農薬で栽培して検証速度を上げるという無謀なことをした。

簡単に無農薬栽培は成功せず全てのリンゴ畑で収穫が0になったので、収入が減り家族は大変な思いをしたが木村さんを信頼して協力した。

木村さんの畑は害虫や病気が発生したので周りから白い目で見られて大変苦労した。
もちろん木村さんは周りに迷惑がかからないように害虫を手で取るなど努力を惜しまなかった。

5-6年間出口の見えない中での苦労の末、全てをあきらめかけたときにヒントをつかみ無農薬栽培に成功したという物語である。

木村さんの粘り強い努力は本当に凄い。世の中には普通の人間が100年かかってもできないことを数年でやってしまう人がいる。ひらめきだけではなく、普通の人が100年かけて考え、実行することを集中して短期間でやるのだ。私のように漫然と生きている人間には想像もつかないことだ。

そして木村さんを支え続けた家族や周りの人々も素晴らしい。私が家族なら投げ出しているだろう。 彼らの協力が無かったら成功はありえなかったと思う。特に義理の父母は良く木村さんの挑戦を応援し続けたと思う。

私が今やっているProjectもなかなか売り上げにつながらない。方向性は正しいと思うが結果がついて来ない。木村さんの苦労に比べたら取るに足らない苦労だが、進む道を信じて、でも独りよがりにならず常に客観的に考えながら進んで行きたい。

なーんてマジメなことを書いてしまった。

鬼の霍乱?

冬休みの最終日にかみさんが風邪をひいてしまい熱が38度以上出ている。
かみさんは日本に居た時は自由に休みが取れない仕事だったので風邪をめったにひかなかったし、ひいても気合で仕事をしていた。だから風邪で寝込むのは5-6年に一度くらいであった。

その後かみさんがこちらに来て専業主婦をしている。渡航後約1年たって生活にも慣れてきたので少々気が緩んだのか久しぶりに寝込んでいる。

それだけでなく、今シーズンは結構風邪がはやっている。会社でも風邪で休むのは7年ぶりだという人もいるし何人も風邪で休んだ。昨年の夏の日照が少なく太陽エネルギー不足も大きな原因だろう。

今は私が会社に行く前にCharlieの散歩をしたり食事を作ったりしている。かみさんは申し訳ないと言っているけど心配せず、しっかりと養生してください。

昨日はGPが一杯だったので今日行って来た。のどと耳を見て、2-3日もすれば直るでしょうという。抗生物質は不要でParacetamolという薬を飲めばいいと言う。この薬は薬局で売ってるから買って飲めばいいとのこと。この薬を私は知らなかった。日本だとバッファリンとかパブロンとか葛根湯だから、、

http://okwave.jp/qa1283691.html

かみさんは「これじゃ治る病気も治らない!」と文句をいう。怒る元気があるのはいいことだ。

でも確かに私が腰痛の時に痛み止めだけ処方して物理療法はすぐにやらせない。自己治癒を大事にする考えがあるようだ。日本のように薬を沢山処方して医療費の額が膨れ上がるよりはいいかもしれないが本当に必要な時に必要な手当てができるのか不安になることがある。

自己責任で具合が悪い時にはしっかり言わないとならないのだろう。

2009年1月4日日曜日

休みもおわり

今日で長かった休みもおしまい。明日から仕事が始まる。 気持ちを引き締めて頑張ろう。

日本に居るときは休みに入る前に日程表を作ってそれに従い休みを過ごしていた。もちろん計画が100%達成できるわけではないが80%くらい達成できると嬉しかった。 逆に50%以下の達成度だと凄く罪悪感があった。休みも管理すべきだという脅迫観念のようなものがあったと思う。

この休みに入る前に予定表の枠を作り、かみさんと一緒に予定を埋めようとしたがほとんど白いまま。結局毎朝かみさんが「今日の予定は?」と聞くので私が「んー、、 どうしようか?」と答える。こんな日々が何日も続いた。こんなことは結婚して以来ほとんど無かった。こういうのは久し振りでよかった。 かみさんは不満だったかもしれないが、、、

かみさんは十年日記を新しく書き始めた。
私は十年日記の最後の年を書き始めた。私は毎年少々意気込んで年頭所感を書くのだが今年は何もかかなかった。Scotland住む時間は限られている。その中であれもやろうこれもやろうと思うのでは無くやりたいことを自然にやろうと思った。

ここで家族と過ごす休暇はそんな感じで暫く忘れていた心のゆとりを思い出させてくれた。

2009年1月3日土曜日

聴きたい音楽

音楽を聴く装置を単純化してしまった。
Linn Sneaky DSとProAcのスピーカーだけのシステムだ。
このシステムで聴ける音楽はNASに入っているFLAC形式の音楽だけだ。

このシステムで聴くためにiTUNEに入っているコンテンツをFLACに変換しNASに入れる必要がある。
iTUNEのコンテンツはAAC 128kbpsでRippingされている。最初からALACで入れておけば良かったと思うが後の祭り。 当初のiPODの用途は出張する際に音楽聴くことだった。だから沢山の曲をStoreできるほうが価値があった。それに以前のiPODの容量は小さかった。

その後iPODの目的はHome Auido用に変わったがそのためにALAC等でRippingしなおす時間的余裕が無かった。

というわけでAAC128kbpsをFLACに変換してDSで聴くことになる。音質が悪いのは承知だが音楽を聴くのが目的なので我慢するしかない。

全ての曲を変換すると膨大な時間がかかってしまうのでとりあえずどうしても聴きたい曲のみ変換した。ただし私が聴きたい曲のほとんどはLPで所有しており。iTUNEにはLPの音源のほんの一部しか入っていない。その中で今の私が聴きたい曲のBest50をFLACに変換したことになる。

でどのアルバムを選んだかというと、、以下の通り。
今の私の嗜好が見て取れると思う。 自分を投影しているのでちょと恥ずかしい。
そしてこの音楽のほとんどは学生時代や20代の時から聞いていた音楽である。つまり私は20代のうちに音楽の嗜好が出来上がってしまい、それ以降新しい音楽の開拓ができていないということだ。頭が固くなってしまった?

(1) Anita O'Day - This Is Anita
   別にどうってことの無い感じで安心して聴けるのが一番
(2) Art Blakey - A Night At Birdland Vol.1
   素晴らしいの一言。ブラウニーだけでなく全員が凄い。
(3) Art Pepper - The Art Of Pepper
   アートペッパーは一枚は入れたかったがCDは数枚しかないので、、、
(4) Bill Evans - Portrait In Jazz
   いいね!
(5) Bill Evans - Walts for Debby
   これが一番 LPからRippingしたもの 何度聴いたことか、、
(6) Booker Ervin - The Song Book
   40過ぎに聴き始めたPlayer。全ていいが偶々この一枚を選んだ
(7) Bud Powell - The scene changes
   これもLPから。ありきたりだがいい。
(8) Cannonball Adderley quintet in Cicago
   生まれて2枚目に買ったJazzのLP 最高! 特に”星降るアラバマ”は凄すぎる。
(9) Carmen McRae - The Great American Songbook
   安心できる一枚
(10) Cartis Fuller - BLUES-ette
   LPから これも安心できてクール
(11) Charles Mingus - Charles Mingus presents Charles Mingus
   LPから エリクドルフィーとの語り合いは凄い
(12) Charlie Parker - The Savoy Recordings - Master Takes
   至高の音楽 当然Charlieの名前はここから。 KoKoは死にそうにいい
(13) Chick Corea - Now he sings now he sobs
   うーん。これが現代ピアノトリオのお手本だ。
(14) Clifford Brown - Clifford Brown Memorial Album
   LPから。ブラウニーはほとんどがLPで所有しているのでiTUNEにはほとんど入ってい   
   ない。残念だ!
(15) Dallar Brand - African Piano
   LPから。 背筋が凍るほど凄い音楽 B面を聞いて欲しい
(16) Duke Ellington - Hi-Fi Ellington Uptown
   どれを選んでもいいのだが、、
(17) Ella Fitzgerald - Mack the Knife
   LPから スキャット最高
(18) Ella Fitzgerald & Louis Armstrong - Ella & Louis
   本当に安心する音楽
(19) Elvin Jones & Richard Davis - Heavy Sounds
   かっこよい!
(20) Frank Sinatra - Swing Easy
   聴いている人もかっこ良く見える?
(21) Glenn Gould - Bach - Preludes Fughettas And Fugues
   ゴールドベルグが有名だが、私はこれを一押し!
(22) Helen Merrill - Helen Merrill with Clifford Brown
   ご意見無用の名盤
(23) Holly Cole - Blame It On My Youth
   有名なCalling youが入っている。不思議に聴きたくなるアルバムだ。
(24) Ike Quebec - It Might As Well Be Spring
   これもほっとするアルバム。こういうテナーは貴重。
(25) Jaco Pastorius - Donna Lee Live At Budokan '82
   LPから 武道館でのライブ。最高!
(26) John Coltrane - Blue Train
   LPから クールだ。
(27) John Coltrane - MY FAVORITE THINGS
   このソプラノSaxの音色は世界を変えたと思う。
(28) Joshua Redman - Wish
   色々CDを持っているが原点に近いこのCDが今でも忘れられない。
(29) Keith Jarrett - The Koln Concert
   何を選ぶか迷ったが自然体でこれを選んでしまった。
(30) Kenny Burrell - Midnight Blue
   やはりブルーはKennyに似合っている。
(31) Kenny Dorham - Una Mas (RVG Edition)
   CDで持っているのはこれだけなので、、 とにかく聴きたい
(32) Lee Morgan - Lee Morgan Indeed!
   同上!
(33) Martin Taylor - The Valley
   ライブで2回聴いてさらに惚れ直した。
(34) McCoy Tyner - Live At Newport
   元気なLPもあるが、渋いくてフレッシュなこれがいい。
(35) Miles Davis - My Funny Valentine
   かっこよすぎる。ハービーのピアノも最高! 
(36) Miles Davis - 'Round About Midnight
   CDで買いなおした。これも凄い
(37) Miles Davis The Man with the Horn
   ブランク後復帰した時に聞いてしびれた!
(38) Oscar Peterson - We Get Requests
   オーディオのチェック用に良く使われた。でも演奏もピカイチ
(39) Ray Bryant - Golden Earrings
   彼もなんでもいいから聞きたい
(40) Rickie Lee Johnes
   何故これが?と思うけどいいです、、、
(41) Roland Kirk - Bright Moments
   ローランドカークには一時はまった。今もいい。
(42) Roland Kirk - Volunteered Slavery
   だから2枚入れてしまった。
(43) Sonny Rollins - Saxphone Colossus
   LPから 問答無用 何度聴いてもいい  人間技か?と思う。
(44) Stan Getz & João Gilberto - Getz-Gilberto
   ほっとする
(45) Tal Farlow - The Return Of Tal Farlow-1969
   最も好きなギタリスト ほとんどLPで所有なので CDはこれくらいしかない。
(46) The Dave Brubeck Quartet - Time Out
   Jazzを好きになるきっかけを作ってくれらアルバム
(47) Thelonious Monk - 1st & 2nd Session On Blue Note
   音楽的に凄い。20年先を行っていた天才
(48) Thelonious Monk - Thelonious Monk With John Coltrane
   同上
(49) 山本剛 - Misty
   素敵な演奏。打ち上げパーティに参加させてもらいますます好きになりました。
(50) 諏訪内晶子 - 詩曲 (ポエム)
   詩曲は心に染み入るいい曲。諏訪内の個性とあっている
(51) 平賀マリカ - Close To Bacharach
   高校時代バカラックが好きだったので、、

とりあえずこのくらいあれば数ヶ月は大丈夫。今度日本に帰ったらFLACでRippingして来よう!

2009年1月2日金曜日

我輩はCharlieである

我輩はCharlieという。ラブラドールレトリーバーという種族である。

世界中が世紀末だミレニアムだと騒ぎ出した頃1999年1月7日に生まれた。

だからもうすぐ10歳になる。犬は人間の7倍の速さで歳をとると言われているのでもう70歳ということになるかのう。

我輩の実の父親も母親も立派なチャンピョンであったそうじゃ。(それに比べて今の父母はチャンピョンでも何でもないのじゃ。情けないのお)でも残念なことに実の父母の記憶がないのじゃ。

我輩がもの心ついた時には長野県の安曇野にあるペットショップに居たのじゃ。

ある時今の母親がペットショップに来て我輩のことをずっと見ておった。優しそうで元気がいい人だなあとは思ったが我輩のことを抱っこしたいなどというので迷惑であった。

それから今の母親は2-3回は来たかのう。でもペットショップには多くの人が出入りしているからよく覚えてはいなかったのじゃ。実際のところ母親より若くて綺麗な人もおったのじゃ。その後今の父親と一緒に来たこともあった。父親はわしのことを見て見ぬふりをしておった。どうも我輩のことが嫌いなようじゃった。

生まれてすぐ我輩は実母や兄弟と離れ離れになりペットショップに来たのは辛いことじゃった。しかしペットショップの兄さんや姉さんたちが優しくしてくれるので、ずっとここに居てもいいかと思っていたのじゃ。

そうしたら4月のある日、今の母親が彼女の妹さんと一緒にやって来て私を連れて行くというではないか!我輩はやっとペットショップの生活に慣れ落ち着いたところなのになにやら得体の知れないところに連れて行かれてしまったのじゃ。

車に乗って(何を隠そう、我輩は車に乗るが大好きなのじゃ。そのうち車の免許を取りたいと思っているが誰も取らせてくれないのじゃ)その家に着いた。初めての場所だが今までのように檻の中ではなく家の中を自由に歩けるのが不思議な感じであった。

最初の日は母親のことは嫌いではないがまだ距離感があったことを覚えている。

その日の夕方に今の父親が帰ってきた。母親は我輩をだっこして彼の前に連れて行った。その時の父親の顔は今でも思い出すわい。鳩が豆鉄砲でも食らったような顔というのか。我輩が居ることが理解できないようであった。どうやら母親は彼に無断で我輩を家に連れてきてようだ。

我輩も彼の顔を見て一瞬たじろいだワイ。もしかして虐待されるのではないかとな。

でも彼は「もう名前を決めたのか? もし決めてなければCharlieにしてよ。」という。
父親の心の中は良くわからないが受け入れてもらえたようじゃ。でも我輩はペットショップに居たほうがいいかもしれんとまだ迷っておった。

その反面、少し安心したのは事実じゃ。下の写真は我輩が今の両親の家に来た直後のものじゃ。どうじゃ、面影があるじゃろ。



若かった我輩ももうすぐ10歳じゃ。でも歳の割りには若く見えるじゃろ。

我輩も両親には色々と不満はある。

一番の不満は留守番をさせられることじゃ。これは辛いのお。

それから両親は我輩と十分遊んでくれんのじゃ。いい年をして遊ぶというのはおかしいと思うかもしれないが、我々ラブラドールにとっては遊びはすなわち生きることなのじゃ。両親には心を入れ替えてこれからしっかり遊ぶように勧告する。

しかし我輩は、今までの生活にはそこそこ満足しておるのじゃ。人間満足してはいけないというのでこれからも不満を言うつもりじゃが、両親のことは嫌いではない。母親は我輩の面倒をよく見てくれる。実の母親以上だと思う。父親も時々わけがわからないことを言うが面白いことをしてくれる。

これからも彼らと一緒に暮らしてやってもいいかと思うのじゃ。まあ照れくさいが感謝していると言っておこう。

クリスマスのプレゼントが無かったから誕生日のプレゼントを期待しておるぞ。


散歩道(写真多し)

昨日見つけた散歩道の写真を撮ってきました。1時間半位のコースです。
しつこいくらい写真を載せてみようと思います。

みぞれが降っていて少々天気が悪かったですがかみさんとCharlieの三人で散歩に行きました。

いつもの森の入り口です。森の中で今日もハナちゃん(近くに住んでいる日本人の方の飼い犬。この休みは息子さん一家が来ていて一緒に散歩しています)と会いました。

広葉樹の森です。

針葉樹の森を抜けて普通は左折して返りますが今日は右折します。

森を抜けると左にはM8、右はゴルフ場です。


凄く暗い森を通ります。かみさんは入るのをためらっています。
森の中。写真だとその迫力がよくわからないです。是非ご体験あれ。

森から上空を見あげたたところ

コースの中間くらい。M8の下をくぐります。


少しいくとM8のインターチェンジへの道路の上をまたぎます。 道がつるつる滑る。

橋の上からM8の出口の道路を見ます。

しばらく行くと再度林に入ります。看板によるとここはNational Trustで保有している林のようです。

快適な散歩道です。


春になったらおぎにりを持ってハイキングに来たいところです。

少し木が多くなります。

ちょっと暗いです。

また明るい場所に出ます。

左はM8、右はA89です。

本当に主要道路や街の近くなの?と思う場所です。

同じく

再び広葉樹の林

ここからちょっといくと遊歩道はおしまい。舗装道路にでます。

自宅から5分歩くとこういう場所があります。日本とは大違い。自然に恵まれています。
日本だと私の住んでいた田舎でもこのような林や山道に行くには車で20-30分走る必要がありました。ここは最高!
最近買い換えた長靴がすべり易く危ないので散歩の後、ショッピングモールに行き新しい長靴をかいました。

明日は安心して歩けると思います。

2009年1月1日木曜日

新年

昨晩は紅白歌合戦を見ながらおでんを食べ、最後に年越しそばをいただいた。
日本に居るときよりも日本的な?年越しだったかも、、

一夜明けて元旦。天気は曇りで初日の出を見ることができなかったが風が無くおだやかな日だ。
今日の散歩は新しい道を開拓した。一周3mileほどのいいコースだ。M8というMotor Wayをはさんで歩く道で変化に富んでいて非常にいい感じ。

今度はカメラを持って行って写真を撮ってこよう。

今日の残りの時間はゆったりと過ごす予定だ。