2009年2月8日日曜日

麻生総理の資質

 先週はCharlieのことで忙しく新聞を読む時間がなかった。今日はCharlieと一緒に音楽を聴きながら新聞をまとめて読んだ。

 景気に関する記事が多く日本を代表する会社が軒並み大きな赤字になっていること。オバマ政権への期待と前途多難な様子などが紙面にある。

 ちょっと目についたのは次の記事。麻生総理は郵政民営化に反対であったと述べたことが問題となっているそうだ。そりゃそうだ。何故このようなことを言うのだろう。

 私自身は郵政民営化に反対であった。小泉前首相のパラノイアの産物であると思っている。私のような人間がかように言うことは良いが総理大臣が言うのは不思議だ。

 麻生総理は自分の置かれている立場や影響力がわかっているのだろうか?わかって居ないのならそれは大変な問題だ。わかっていて今までのような発言が続くのならそれも問題だ。彼は自分の立場を完全にわかって居なくて、さらにわかって居てもどう行動すべきかも分かっていないと私は思っている。

 上の発言は口アングリものだが、全ての発言に重みが無い。先日の所信表明演説を今日やっと読んだがこの演説の何割を信用していいのか?何割が実現できる見込みがあるのか疑わしい。麻生総理には総理たる資質が無いと感じる。

 また彼の話し振りを見ていつも感じるのは彼の斜に構えた態度である。これは彼なりのダンディズムによるものなのかもしれない。しかしこれはいただけない。人間性は簡単に変えられないから個性が出るのは仕方なかろう。でも百年に一度の危機であり国民に痛みをわかちあって呉れと言うにしては軽すぎる。町内会の催しの相談をするようなつもりで政治をやっているようにしか見えない。あるいは国民のために政治をしてやっているんだという気持ちが見え隠れする。芝居でもいいから先頭に立って政策を実現しようとする必死な姿勢を見せるべきだ。

 それにつけても思うのは政治家の質の低下だ。麻生しか自民党総裁の適任者が居なかったということだ。政治家として国を治めるための教育をする手段が無く地盤、看板のある人が議員になりやがて国を治める。英国の状況は詳しくは分からないが国民に奉仕するために政治家になるよう教育を受けて、その上で政治家になるシステムがあると聞いたことがある。

 英国が全て良いとは言わないが、日本は国民から尊敬される政治家を輩出できるようにしてもらいたいものだ。


 先日のブログについての補足。
http://tkmtet.blogspot.com/2009/02/blog-post_07.html
 その後もう少し詳しい記事を読んだ。結局減反した人には所得補償をするが減反しないと補償されないと書いてあった。私の理解が正しいとするとこれでは減反しても良いと言いながら「減反したらだだじゃ済まないぞ!」と脅しているようなものだ。

 農業に従事する人が生活の不安がなく米を作り、その結果自給率を高め、日本の国土を守ることができるように何故しないのか? 

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