2009年6月13日土曜日

三沢光晴選手死亡

 驚いた。プロレスの三沢光晴選手が試合中にバックドロップを受けて意識を失い、病院に運ばれたが死亡した。最近はプロレスを見ていないがかつてはプロレスが好きで良く見ていた。

 以前からプロレスの技は年を経るごとに過激化していた。過去と同じ技では観客が飽きてしまうので常に飽きさせないように高度で激しい技の応酬を見せないとならなかったのだろう。プロレスは真剣勝負ではないが、常人ではできないことを見せるのがプロレスであり真剣勝負以上の凄さを観客に伝える必要があった。体調が悪くてもリングに上がらなければならず、普段なら受身を取れる場合でもほんのわずかの違いで取りそこなう場合もあるだろう。最近のプロレスの試合がどの程度過激になっているか知らないが、選手達は文字通り命を削りながら試合に臨んでいたと思う。

 バックドロップはルー・テーズの必殺技であったが一時期つなぎの技になっていた。しかし何人かのプロレスラーがこの技にこだわり再び必殺技としていた。プロレスのマーケティングでは古い技に命を吹き込み凄みを見せるのは新しい技を開発するのと同くらい意味がある。体操が古い技では勝負できないのと違う。しかしこれが本当に必殺技になってしまうとは、、、

 三沢選手のご冥福を祈ります。また相手の選手(空手出身のS選手のようだ)も非常にショックを受けているだろう。三沢選手は受身のうまい選手なので安心して技をかけたのだと思う。それがこんな結果になってしまい、、これからプロレスのあり方が変わるかもしれない。

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