骨太の方針(素案)とやらが出た。現在の目標である2011年のプライマリーバランスの黒字化が2020年頃になってしまう。「目標が達成できません。スケジュールを見直します。すいません。」という国民に謝るような内容の政策に「骨太」などという仰々しいタイトルをつけるのはおかしいなあと思う。
また消費税が5%Upの10%ではこの目標が達成できなくて12%まで上げないとならないようだ。社会保障は現在と同レベルで国の借金返済が目的では12%は高くない?かと言って社会保障を充実するとなると消費税は15%か?これはスエーデンの25%よりは低率だが英国の15%(暫定税率、通常は17.5%)と同レベルだ。私は直間比率の見直しの観点で消費税Upは仕方ないと思っているが、消費税10%越えたら個人消費は大幅に落ち込むだろうなあ。もの凄くバブリーな時に上げないと、、今後そんな時は来るのだろうか?
麻生首相は「中福祉中負担」と言っている。”中”の捕らえ方が立場によってことなるだろうが、私は15%なら英国並みの医療負担、セーフティーネットを実現してもらわないと納得できない。今回の素案だと私にすれば「低福祉中負担」と「低福祉高負担」の間くらいという感じだ。
消費税率について言うと、食料品のVATは英国では0%、スエーデンでも12%などと品目によって変えている。日本で消費税率を見直す議論をする場合には生活必需品に関する税率は据え置くなどしないとたまったものではない。
それにしても「骨太」のような言葉はここぞという時だけにして今回のような後退政策の場合には使わないほうが良いと思う。安倍元首相の時の「美しい日本」という「骨太」にも違和感を感じたが本当にしらけてしまう。
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