2009年7月14日火曜日

EU携帯電話充電器の共通化

欧州の携帯電話メーカーが全ての携帯電話で共通して使用できる充電器を開発することになった。主要な携帯メーカーが参加して2010年から市場に投入し始める。

現在は充電器は携帯を買い換える度に不要になり年間数千トンの充電器が廃棄されている。今後ゴミが減り、ユーザが余分な出費をしなくて済むのでありがたいことだ。

また旅行で家族がそれぞれ携帯を持つ場合に別々に充電器を持つ必要があったが将来は充電器は一つだけで良い。共通の充電器ならホテルで貸し出し用の充電器を用意することも可能だ。

充電はUSB端子経由で行なう仕様のようだ。AppleのiPODなどと同じ方法だ。Appleは以前から全ての端末で同じ充電器が使えるようにしていた。先見の明がある。でも充電器の製造のメーカーの売り上げは落ちるから困る所も出るだろう。しかし全ての商品がそうであるように市場の要求に応じてビジネスを変えて行く必要がある。

このような動きはEUが携帯メーカーに圧力をかけて自主規制を実現させた。日本の政府も同じことをしたいのだろうが、日本のような限られた市場で共通化しても世界の流れと違うと意味が無い。だから規制するにしても身動きが取れないのではないか?欧州は巨大な市場だし携帯のメインプレイヤーが製品を供給しているから欧州で標準化されれば事実上世界標準だ。EUとしてまとまっているメリットの一つだと思う。逆に日本は世界標準を生み出しにくい状況になっている。良く言われるガラパゴスだ。EUに匹敵するアジアの経済圏を作るのがいいと思うが、、一筋縄では進まない。でもいつかは実現しないとならない。

ちなみに我が家にあるカシオのデジカメ、一台は4年ほど前のもの。もう一台は今年発売されたもの。充電器は違う。最近バッテリーは両方とも同じものを使っていることに気づき充電器が共用できることがわかった。今回の旅行では充電器を一つだけ持って行けば良いので有難い。でも折角電池を共通化しているのだから充電器も共通化すれば良いのにと思う。おそらく今は共通化していると思うが,,
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